蛯谷敏 「LEGO」LEGOの魅力をこの1冊で感じた。途中、多角化経営の展開もあったが、ブロックの開発と製造のみで、世界中の子どもから大人まで多くのファンから愛されており、ただの玩具としての遊びだけでなく、創造力を解放するツールとして教育にまでその価値を発揮している。個人的に、ロバート・ラスムセン氏へのインタビュー「レゴは大人の創造力を解放する」での内容は大きな魅力を感じた。・レゴの組み立て行為自体は、大人も子ども変わらないが、子どもは、アヒルや橋など、現実世界の模倣であることが多いが、大人は、イメージやアイデンティティーという形のない概念を形にしていく。・創造力は身につけるものではなく、解放するもの。→頭のなかで、漠然している概念やアイデア、価値観を、しっかり言語化していく作業は非常に重要だが、難しい。レゴを組み立てる、手を動かすことで、形になっていき、自然と言語化できるようになっていくらしい。この「レゴシリアスプレイ」のワークショップを体験してみたい。