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りょーま。

りょーま。

楓と憧子が会話をしていると如何にもバンドマンといわんばかりの格好の3人組が声をかけてきた


「よぉ ミケ それにカエデちゃーん」

「アオイもウチの勧誘断った以来久しぶりだなぁ」


馴れ馴れしく話しかけた男達はどうやら馴染みの連中らしい


「アザミ……」「アザミ君……」

「ちっ……あんたら…… ケンカバンギクがなんの用よ 」

空気がピリついている


「何って俺達もこれから練習だよ」

アザミと呼ばれた男がニヤつきながら答える



アザミは碧唯に近づき続ける

「なぁアオイ  ウチのバンド入れよ  俺達はお前の実力高く買ってるんだぜ?こんなヤツらより俺達の方がいい思いできると思うけどな」


「お生憎様!!アタシはあんた達みたいに人を見下すようなヤツらお断りだって前にも言ったでしょ!」

碧唯が威勢よく突き放す


「チッ まぁいずれ分かるさ  なぁお嬢ちゃんあんたもウチらのファンにならないか?なんなら今から遊んでやってもいいぜ?」

そう言って憧子に手をかける


「おい!やめろよ」三花がとめに入ろうとする


「ちょっとあんた達いい加減に……」

恋夏が中意に入ったその時


憧子の目の前を見た事のある猫耳が落下する


アザミの手が触れ反動で落ちたソレは憧子の足元に落ちる


「え……」

一同に戦慄が走る


アザミは表情を強ばらせて放つ

「てめぇ……人間だったのか」


憧子は動揺を隠せぬ表情で数歩後ずさりして泣き出しそうになる

「ちが……私……」

そう細い声でもらした憧子は空気に耐えられなくなりその場を走り去ってしまった


「憧子ちゃん!!?」

碧唯の言葉に返る音は無かった





「いた?」「商店街の方は居なかったです」「どこに行ったのかしら……」「ったく あのバカ女……」


4人が恋夏の店を中心に手分けした方面に憧子を探していた


「憧子ちゃん泣いてたわね……」

「うん……憧子ちゃんにとってとっても大きな【何か】があるんだよきっと……」

恋夏と碧唯が心配そうに話す


「ボク河の方に行ってみます!」

楓は息つく間も惜しみ走り出す


「私達も違うところに行ってみましょう」「うん!ミケ君は公園の方お願い!」

恋夏と碧唯もその場を後にする


「はぁ……どんだけ心配かけんだよアイツ……」
#コレが僕らの在るき方
GRAVITY
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