ひとけのない道を歩く。壊れた自動販売機が目につく。吹く風は冷たく感じる。夏なのに。私は片手にコンビニ弁当を持っている。アパートの階段を、戸惑いながらのぼる。部屋の前に立ち、ズボンのポケットから鍵を取り出し、開けた。【完全創作】