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まにまに
精神疾患って、なかなかその性質、本質、恒常性は、いわゆる健常者の方には理解できないと感じています。特にある精神疾患、わたしのお話したい双極性感情障害の「恒常性」。
双極性感情障害は、過去、現在、未来、通じて、心の持ちようで大きな潮流は変えられない。わたしの場合、安定した期間はあるけど、たいていは鬱でネガティブなこと言ってるし、時々普通かなと思えば、年に1-2回はやたらハイパーな言動を冒すこともある。そして、自分では無意識のことがほとんど(あとから振り返ってそうかもしれないと思う程度)。急に楽しく飛び回ったと思えば、急に死のうとしたり、読めないから恐いんです。だから自殺率も一般集団の2~3倍で、10~25年の寿命の減少と言われています。短命ですね。
過去に、かけられたつらい言葉たち。
自分のことそうカテゴライズするから病気になるんだ。
気の持ちようでなんとでもなる。
治るでしょ?
薬やめてみたら?
性格じゃないの?
友達としていたら気が滅入るから離れる。
僕がいると君が不幸になるから離れる。
ぜんぶぜんぶ、違うんだよ。10何年も寄り添ってくれたはずの元旦那にすら理解してもらえなくて離婚しちゃったから、それくらい理解が難しくって仕方ないのかもしれないけど。
普通なら自分という存在に一貫性があるから上の言葉も受け取れるし反省できるし反論できるし受け入れられるのかもしれない。でも自分の中でも人生の一貫性が感じられないから、想像と現実のギャップが大き過ぎて苦しいのです。そして状態によって一貫性がなくなってしまうから、不義理と思われてしまうのです。
双極性感情障害は、統合失調症と並んで脳の神経伝達のバグと言われています。また遺伝要因が大きく、うつ病みたいにストレスといった環境要因きっかけとなることもあるけれど比較的「自律して」悪くなることが多く、正気を取り戻せる、例えばうつ病(大うつ病性障害を除く)とはまた違う病理をしているのです。一番理解してもらいたいのはここで、決して環境要因のみで病気が悪くなったり良くなったりする病気じゃないってこと。風邪を引くのとは違う。喘息と一緒、癌を抱えるのと一緒、脳に異常を抱えている病気なのです。
よくこの点を勘違いされてめんどくさいので、すこし、少し理解してもらえたら嬉しいなのお話でした。ま、別にいいんだけど。

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