「おれに…?はっ……!!ふざけてんのか?おでんランキング第3位さまが……原材料も定かじゃないおれに憧れなんて…」 「憧れちゃ悪いですか?!」僕は思わず声を荒げた 「カロリーゼロの毒いもの僕が!ジューシーかつだしたっぷり!子供から年寄りまで食べれるがんも先輩に憧れたら!悪いって言うんですか!!」ぷにりとした喉が引き攣り目尻には出汁が光る情けないと思いながらも僕は止まらなかった「おでんの具ランキングがなんだっていうんですか!!僕は…僕は歯ごたえだけの自分になんてなりたくなかった!カロリーオフなんて時代に産まれたくなかった!!!」そんなこともわからないのか?? ぐちゃぐちゃとした思いのままぷるりとした拳を振り上げ…「おやめなさい」涼やかなキミの声が響いた