去年の年末から着手し始めて約2ヶ月半ようやく完成した自ブランド初の試み接着剤一切不使用のプラチナ900と黒檀の鳳凰フルオーダーメイド ring黒檀を扱うのも初めてだし、ましてや石以外で貴金属と別のマテリアルを組み合わせるのも初。クライアント様からの要望で『メインは鳳凰、陰と陽の要素を取り入れて石は使わずに、地金(じがね)は着用者がゴールドアレルギーなのでプラチナで』との要望をこの様に表現。鳳凰は瑞鳥(ずいちょう)であり、翼を持つ生き物の王であるとされる。その御姿(みすがた)はくちばしはニワトリ、あごはツバメ、首は蛇で背中は亀の甲羅を持ち、上半身は麒麟で下半身は鹿で尾は魚で全体的な見た目は孔雀に似ているとされている。そう、御祭りの神輿や絵などでよく見るあの鳳凰と全く違う事が調べて分かり、尚且つ鳳凰は10年に一度に実を付ける『竹の実』と極めて甘い『霊泉』を好んで口にすると言う。ですので、今回のこの鳳凰リングは着用者様(オーダー主とは別)の向かう未来へ飛び立つ鳳凰がその未来の象徴の竹の実を掴みに飛び立つところを表現し、神社神道(じんじゃしんとう)において潔で用いる水は日の当たる前の水が最も清いとされており(大晦日に参拝するのがその名残り)、そこへ『祝福』の意味を込めて茶褐色の黒檀を湧水(霊泉)として表現し、リングのサイドにはお祓いに用いる『榊』をあしらい、その中には後世に残すと言う意味で卵を表現し、この一周360°で一つの繋がり続ける作品、つまり一つの世界を表しました。接着剤は絶対に使いたくなかったので、リング本体から上下2本ずつ爪を立てて黒檀を固定し、黒檀の上面に配する竹の実と鳳凰から同プラチナ線を伸ばしてリング裏面に突き抜け、リング裏の透かし模様に巻きつけて固定しワイヤーは模様と同化させる事で『接着剤不使用のリング』が出来上がりました♪ちなみに鳳凰はフェニックスとよく混合されますが、、全くの別物ですw フェニックスはエジプトの伝説の鳥で見た目は猛禽類で自身の死期を悟ると香木を焚き、その炎に実を投げその中の灰から復活する事で『不死鳥』として知られていますが、鳳凰に炎も不死の話は一切無いですw鳳凰の名も雌雄から成りオスとメス、つまり『卵』から産まれるのでフェニックスとは全くの別物w#手作り #ジュエリー #黒檀 #プラチナ #鳳凰