あまり映画を観る方ではないのだけど、好きな映画の一つが「チャップリン」。 古いので無声映画で音楽とパントマイムだけで表現されている物語は基本的にひたすら人をおちょくりまくる喜劇なのだけど、やってる事が強烈な皮肉や時代に対する風刺が効きまくっていてそれが面白くて仕方ない。 当然怒られたり捕まったりと散々な目に遭うし、出会った女性に優しくされるとすぐに惚れちゃって頑張って良いとこまで行くのに毎度叶わないしで落ち込むのだけど、最後にはまた立ち上がって前に歩き出すその姿に「それもまた人生のひと時か」と受容れる器の大きさに涙したりする。 最初に観たのはテレビのロードショーで放送された「黄金狂時代」。ロールパンにフォークを刺して自分の顔の真下でそれを操り2頭身人形のダンスを演じるシーンや、山で遭難してあまりの空腹に自分の履いてた靴を調理して食べるシーンに魅了された。 自分の笑いの原点。 久し振りにDVDを観よう。#チャップリン#サーカス#黄金狂時代#担え銃#モダンタイムス