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花散らし/花散らしの雨

日本の春の花、と言えば桜が定番ですが、春の花の象徴として桜が詠まれるのは平安時代の「古今和歌集」からで、桜を愛でる文化が生まれたのは、この時代からだろうと推測されています。

奈良時代の貴族社会では梅や桃の花がされていました。
その時代には「花」と言えば梅や桃でした。
儀式や行事に用いられ、奈良時代の『万葉集』にも詠われています。
それが平安時代になるとどこにでもある身近な桜を愛でようという機運が高まり、日本の春の花は次第に桜に変わっていきました。

日本最古の桜の栽培品種は「枝垂桜」で、平安時代に存在していました。
鎌倉時代には桜の栽培が発展して、流通も始まったと言われています。
戦国時代後期(安土桃山時代に入ると、大名たちの「花見」の風習が始まり、今に伝わります。

桜の代表的なソメイヨシノは江戸時代後期に誕生した日本の園芸品種で、エドヒガンとオオシマザクラの交配種で、現在の染井吉野のほとんどは原種のクローンだと言われています。

日本の代表的な花となった桜が咲いているのは、約10日間から2週間くらい。
散り際の時期に強い雨が降り、予定よりも早く花びらを散らせることがあります。
これを花散らしの雨、または花散らしと言います。
季節や気象、風習と深く結びつき、歴史にも通じています。

もうすぐ、桜の時期が終わります。
まだ愛でていない方は、満開とはまた違った桜吹雪を楽しむのもいいかもしれません。




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花水木(ハナミズキ)

アメリカ原産の落葉樹で、別名はアメリカヤマボウシとも呼ばれます。

1912年にアメリカのワシントンD.C.に桜を贈った返礼として日本に贈られました。

以降、短い桜の時期を惜しむ頃にピンクと白の花を咲かせて街を彩ってくれています。

花言葉は「私の想いを受け取ってください」

一般的に認知されて拡まったのは一青窈の楽曲からかも知れませんね。





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