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こんばんは。
最近読んだ本の感想をします。

トクヴィル-平等と不平等の理論家-
宇野重規 著
講談社学術文庫

近年はポストトゥルースという奇妙な言葉が流行ったり、SNSで真偽不明な情報が拡散されたりと、公共の言論自体の質をどう担保するのかが問われている時代です。
あらためてトクヴィルのいう「知性の健全な枠」を確保する必要があります。
例えば、大学教授や学会を知的権威と認め、学術的に根拠のある「客観的な事実」を人々の共通認識にすることで、デモクラシーの質を担保するということを目指す必要があるのではないでしょうか。
#読書 #読書感想文 #宇野重規 #トクヴィル
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こんばんは。
読書記録です。

実験の民主主義
トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ
宇野重規 著
聞き手 若林恵

選挙の時だけ1票投じようという受け身の民主主義から、より執行権に対して影響を与えることが出来ないかという攻めの民主主義にアップデートするにはどうすればいいのか問題提起しているのが、本書のテーマとなっています。
難解な内容ですが、トクヴィルが米国において発見した結社(アソシエーション)による自治の構造を、現代日本における映画やドラマ、音楽などをめぐるファンダムの活動に接続して、ファンダムにおける参加型文化や集合的な知性を応用して、実験の民主主義=トライ&エラーの政治ができないかのひとつの可能性を考察しています。
ただトランプ現象もファンダムの一種なので、そのへんの危うさというのはあります。
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