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楠みゆり🌳
イギリスに行って参りました(京都)🇬🇧
2泊3日で雨、晴れ曇り全て味わいましたわ(っ ॑꒳ ॑c)
この日は晴れて本当に嬉しかった*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*
癒された〜
皆さんにと届け!
エリアヒール🍀*゜
#京都 #イギリス #英国村
#中世ヨーロッパ #異世界







アメジスト
読書記録です。
西洋中世奇譚集成
妖精メリュジーヌ物語
クードレット
松村剛 訳
講談社学術文庫
本書は、クードレット作「メリュジーヌ物語」と、メリュジーヌ伝説に関する近年の関心の端緒になったジャック・ルゴフとエマニュエル・ルロワ=ラデュリの論考「母と開拓者としてのメリュジーヌ」の全訳からなっています。
「メリュジーヌ物語」はいわゆる異類婚姻譚で、中世ヨーロッパの不思議な魅力が詰まっています。
次々と展開が進んでいく物語なので、飽きずに読むことができます。
まえがきで簡単にストーリーを予習できるようになっており、ストーリーもおとぎ話のように楽しめる内容になっています。
後半では民俗学的見地から、中世と近世それぞれで「メリュジーヌ」伝説がどのように受け取られてきたのかを論考しています。
もともとはクードレットは、パルトネ領主ギヨーム・ラルシュヴェックのためにこの作品を書いたもので、中世においてはメリュジーヌは一族のルーツ、多産と子孫繁栄の象徴としてとらえられていました。
それが時代がくだると、村の年寄りが語り継ぐ伝説となり、メリュジーヌのイメージも農業繁栄へ変遷していったという考察が面白かったです。
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アメジスト
連休最終日はあいにくの空模様ですが、読書を楽しみたいと思います。
最近読んだ本のレビューをしたいと思います。
ヨーロッパ中世の社会史
増田四郎 著
講談社学術文庫
著者が昭和58年におこなった「岩波市民セミナー」の講述をまとめた本となっています。
セミナーだけあって、著者がなにに問題意識を持ってヨーロッパの歴史の研究をしているのか、どんなふうにしてヨーロッパの古いことを調べるのかなどの楽屋の裏話も聞けるのが面白いです。
ギリシャの哲学、ユダヤの宗教、ローマの法学があわさって中世ヨーロッパのキリスト教世界ができたという歴史の流れがよくわかります。
西ヨーロッパにおける都市や地域の独立性は、中世社会にそのルーツがあるというのも解説されていて勉強になります。
三圃制についての考察は、著者が1次史料を研究したうえでのものであり、深みのある考察となっています。
西ヨーロッパの中世社会を知るための入門書として勉強になる本だと思います。
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アメジスト
読書しました。
中世の覚醒
アリストテレス再発見から知の革命へ
リチャード・E・ルーベンスタイン 著
小沢千重子 訳
ちくま学芸文庫
500ページを超える大作で読み応えがありました。
中世ヨーロッパにおいて、アリストテレスの著作の流入によって、伝統的なキリスト教の世界観が揺らいだとき、いかにして信仰と理性の調和をはかるのかが、中世スコラ哲学者の大問題となりました。
中世ヨーロッパの神学者や哲学者などが巻き起こした大論争や知の格闘、情熱的な生き様の歴史物語が紡がれており、中世ヨーロッパの生き生きとした世界観が味わうことができます。
現代的な視点でみても、典型的なのは、米国の民主党支持者と共和党支持者の分断ですが、理性と信仰の調和をいかにはかっていくかが、最大の難問となっています。
古くて新しい問題を提起する内容となっています。
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アメジスト
面白かったです。
中世ヨーロッパ
ファクトとフィクション
ウィンストン・ブラック 著
大貫俊夫 監訳
平凡社
中世ヨーロッパについての11のテーマについて、なにがフィクションでなにがファクトかについて解説した本です。
訳者あとがきも秀逸です。
本書の構成としては、11のテーマについて各章で、①フィクションの概要、②フィクションの成立過程、③フィクションを支える中世や近代に由来する史料が扱われ、フィクションがどのように構築されたかが説明されています。
それに対して後半では、④実際に起きたこと、⑤実際におきたことを支持する一次史料が配置され、読者が歴史学による史料批判を追体験できる構成となっており、より正確な歴史理解が明らかにされるようになっています。
アーサー王伝説から葬送のフリーレンまでフィクションの中世ヨーロッパの世界観に囚われているかたは、事実としての中世ヨーロッパを知るために本書をおすすめします。
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アメジスト
読書しました。
中世ヨーロッパの色彩世界
徳井淑子 著
講談社学術文庫
本書は12世紀から15世紀にかけてのヨーロッパにおいて、絵画や文学に描かれた色の意味について考察する内容となっています。
冒頭に11点のカラー図版が乗っており、12世紀から15世紀のヨーロッパはとてもカラフルな世界であることが伺えます。
p105に14世紀末から15世紀初めに活躍した女流詩人クリスティーヌ・ド・ピザンの詩が引用されているのが印象的でした。
女を口説く男と、男の不実を詰る女の二人の掛け合いに、「誠実の青」というのをキーワードにして紡がれた詩となっています。
男は誠実に愛していることを女に示そうとして、青を身につけています。
しかしながら女は、男のその青色が疑わしくみえる。
青が誠実な愛を示すとともに、欺瞞の証しのようにもみえるという意味の転換が暗示されていて、色の意味の多面性というのが伺えて面白いです。
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アメジスト
読書記録です。
オットー大帝
ー辺境の戦士から「神聖ローマ帝国」樹立者へ
三佐川亮宏 著
中公新書
オットー大帝の同時代に書かれた様々な史料から近年の研究成果まで、豊富な史料を読み込んで書かれた渾身の1冊となっています。
暗黒の時代のイメージが先行する10世紀に活躍したオットーがいかにして大帝と呼ばれるようになったか、その生涯をつづっています。
最終章においては神聖ローマ帝国の歴史的意義についても考察されており、ドイツはいかにしてドイツになったかが述べられています。
身内の反乱から異民族との戦いまで、オットーの生涯は戦争につぐ戦争で、危機的状況に陥っても不屈の闘志で勝利をつかんで大帝と呼ばれるまでになった男の生涯を、時代の息づかいが感じられるように書かれているので、読み応えがあります。
聖界諸侯の政治の役割や軍役の重さなど、王国支配にはローマ・カトリック教会が密接に絡んでいた中世ヨーロッパのありかたも解説されていて、中世ヨーロッパについて知る入門書としても適しています。
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アメジスト
読書しました。
沈黙の中世史
-感情史から見るヨーロッパ
後藤里菜 著
ちくま新書
「沈黙」をテーマに第一章では、聖ベネディクトの「師の戒律」、修道院における沈黙のすすめ、沈黙の精神、笑いの禁止、大声の禁止、謙遜のすすめ、夜の絶対沈黙について述べられています。
神に全てを委ねる、いわば受動的な沈黙です。
心の耳を澄ませ、沈黙して神の声を聴くことが美徳とされたのです。
しかし美徳というだけでなく、ジェンダー的偏見で、あるいは身分によって沈黙させられた人々が、沈黙を破り、雄弁に語り始めた様子が第五章以降で述べられており、本書のみどころとなっています。
第五章では、幻視体験をしたヒルデガルト・フォン・ビンゲンが、「神の器」となることを選び、
第七章では、女性蔑視に対して、女性もまた神の被造物であると雄弁に語るクリスティーヌ・ド・ピザンが印象的でした。
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ぶどう
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せれな
中世の写本、とても美しかったです。
字が読めること、美しい本を所有していることがいかにステータスだったのかが伝わってきます。
金、赤、青等の鮮やかで美しい豪華な本を作ることができていたのに、印刷技術が生まれるまで相当時間がかかっていたのは不思議なところです。
#国立西洋美術館 #中世ヨーロッパ


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