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フラ眠語
『なりきりだと受け入れてくれるよね』と私は苦笑する。同級生は言い難い表情をしていた。『私も素は、こっちのキャラに近いから、苦手だったら関わらなくていいんだよ』と笑ってみた。答えはなかった。

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修学旅行ではぐれてしまいました。新幹線移動ですので、新幹線の乗れる駅まで行かないといけません。
最後合流できればと思い、普通列車の切符を買いました。駅員さんから勿体ない、と止められたので、先輩に渡すことにしました。先輩は照れくさそうにしていたのを覚えています。
繁華街を二駅分、歩きました。
先輩になにかプレゼントしようと思った時、真っ赤な椿の花が目に留まりました。
『この石に、牡丹を添えて渡すと、意味合いが『貴方を待っています』に変わるのよ』
と胡散臭く言われましたが、私は牡丹と呼ばれた椿を買って、修学旅行に合流しました。
食堂に、何故か先輩もいました。
私は恐る恐る、それを渡しました。先輩は無反応でした。私は相席が嫌だったのですが、誰かと食べないといけない状況でしたので、どこかで適当に食べていました。

フラ眠語
『もういい』『打首でしょうか』相手は無言だった。幸いにも、首は繋がっている。

フラ眠語
夢を覚えていない。確かどこかに行った気がするけど、あぁそうだ剣があればいいと思ったんだった。いや、あれは現実か?ただ、自分が隙間に詰まっていく気がして、あれこれは一昨日か?
新人ライバーが面白かったのは、覚えている。現実だ。

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好きな人の外見で、全く別の人の暮らしが再現されている。教師で熱心だったのに、サボりが激しかったり。潔癖症なのに、ずっと同じ服を着ていたり。
私は、ココから出たいと思っていた。幸い、裏道があったので、よじ登ればいける。好きな人を思い出すために、狭い洞窟を目指した。

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よくある話。黒髪目つき鋭い上司に徹底的に叩き込まれて成長していった。
子供と触れ合うなんて想像もできなかったのに、急に教師になって焦って交際を求めた気がする。恥ずかしいものです。

フラ眠語
友人と、じわじわ仲良くなる。親族の束縛が激しく、やりたいことが出来ないと言葉ではなく行動で示していた。とても、共感出来た。両親はオレンジ農家らしく『君も植物好きなの?』と言われたのが、初めての言葉だった気がする。家業を継ぎたいけれど、頭の良さから医者になれと言われているようだった。
記録本も何も、本人の言葉が全てだ。というところまで覚えている。

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見つけたアニキとやらは、もう一緒に組む気はゼロで、『俺は新規開拓が好きなんだよ』と、彼とは組んでも次のステップには進めないと言っていた。『しつこい』と彼を一蹴していて、『彼は確かに執着しているけれど、傷つけるなら戦う』と挑発しながら、必死に彼を見守り続けていた。
折り合いは着いたけれど、落ち込む彼を必死で慰めて一緒にまた走り出すところで、目が覚めた。

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純粋に産んだ子を愛しいと思ったから、どういう子に育ちどういう親に育つのか、知りたくなった。
夢って偉大。笑
#フラ眠語

フラ眠語
子供を産んだ。男の子2人。双子では無いけれど、順番に生まれてきた。父親は知らない。
長男をユウキと、次男をコウキと名付けた。2人とも、私に小声で『お腹がすいた』や『オムツ汚れた』と教えてくれた。
そしていちばん厄介だったのは、母方の親戚一同だった。私の子育てを否定して、色々なものを食べさせていた。固形物でもなんでも、この子達には問題ないから、と食べさせていた。2人は大人しく言うことを聞き、スクスク成長していたが、大切な我が子に許可なく手を出されるのは嫌だった。
ユウキは少し無鉄砲だった。コウキは兄の代わりに堅実だった。
2人を責任もって、育てたかった。

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どこが変なのか、誰も教えてくれない。空を飛んで笑う破天荒な自分の姿を省みる時間が必要だった。
帰り道、夜空を鉄道が走っていた。たくさんの星々の照らされて、軽快に走っていく。けれど、なんのために?
しばらくして、鉄道は循環型モノレールだと分かり、私は終電を逃した事を知る。
けれど、頭がおかしくても、空を走る乗り物が見れてよかったと思う。
(出会い頭、知人にどこがおかしいか、問い詰め続けた)

フラ眠語
修学旅行のスキー場で雪崩が起きた。滑走路が崩れ落ち、滑っていた生徒がコンクリートを離れてそのまま地面を目指す。
磁場が狂ったらしい。車が運転手もいないのに、勝手に踊り出す。救急車も来ないまま、軽い捻挫で助かった親戚に、父は言う。
『来週の登山、家集合でいい?』
鬼かと思った。酔ってんのかとも思った。雪崩が起きた山に、捻挫の子供を連れていくのか。
云々。
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