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アメジスト
読書記録です。
ダーウィンの呪い
千葉 聡 著
講談社現代新書
ダーウィンの進化論から生まれた3つの呪い。
「進歩せよ」を意味する"進化せよ"
「生き残りたければ、努力して闘いに勝て」を意味する"生存競争と適者生存"
「これは自然の事実から導かれた人間社会も支配する規範だから、不満を言ったり逆らったりしても無駄だ」を意味する"ダーウィンがそう言ってる"
この3つの呪い「進化の呪い」、「闘争の呪い」、「ダーウィンの呪い」が近代科学最大の悪魔である優生学として結実したダークサイドの科学史をミステリー調に叙述した内容となっています。
「最も強い者が生き残るのではない。最も賢い者が残るのでもない。唯一生き残るのは変化できる者である」
ダーウィンの言葉として人口に膾炙していますが、実はダーウィンの言葉ではありません。
それどころか、反対にダーウィンは
「進化の普遍法則とは、最も強い者を生き残らせ、最も弱い者を死なせることだ」
と述べているそうです。
適者生存の適者とは単純に出生率と生存率が高いものであるというのが生物学上の意味ですが、弱い者が排除され強い者が生き残るという意味で広まったために、「適者」を「道徳的に良いもの」と取り違える誤解が発生したようです。
「種の起源」で述べられている進化というものは方向性がないものですが、人間の進化が進歩でないなら、自らの手で人間の進化を進歩に変えよう。
人間に働いている適者生存の作用を、「真の適者」であるべき「優れた者」や「強者」や「道徳的な者」が有利になるように変えよう。
こうして近代科学の深淵の底に潜む「優生学」が呼び出されました。
今の日本でも現役世代を助けるために、高齢者や障害者に安楽死を適用せよという優生学丸出しの論調がみられることがある通り、今の日本でも優生学やナチスの悪魔は蠢いています。
悪魔といかに対峙するかを学べる内容となっています。
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アメジスト
読書しました。
ダーウィン
「進化論の父」の大いなる遺産
鈴木紀之 著
中公新書
今日11/24は進化の日です。
1859年の11/24にダーウィンの『種の起源』が刊行されたことを記念しています。
なので、ダーウィンの本を読みました。
『種の起源』だけではなく、幅広い分野に渡る業績の全体像が本書では描かれています。
例えば、進化論やサンゴ礁の形成についての考察やミミズが土壌を耕す働きなどは、少しづつの変化の蓄積が大きな変化をもたらすという当時において革命的な考えだった信念を持っていたからこそ、辿り着けたものなのだろうと感じました。
フジツボの分類について研究したり、花の形についての研究をしたり、業績が非常に多岐にわたっており、世界を一人で知りつくそうとした博物学者の頂点であり、最後の万学の天才であったという印象を持ちました。
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アメジスト
読書しました。
ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?
進化の仕組みを基礎から学ぶ
専門的な解説が詳しくされていて、難解な内容でした。
専門的な話はよくわかりませんでしたが、キリンの首の長さについて
首の短いオカピと首の長いキリンの中間の首の長さを持つ化石種が同定されたようです。
首の長さは突然長くなったのではなく、中間段階を経て長く進化していった可能性が高いそうです。
魚のヒレの部分が哺乳類の手指に進化した、魚の浮き袋が哺乳類の肺に進化したという話も興味深かったです。
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Elm95
ダーウィン好きな人いますか?!
#イラスト#おかしなガムボール#ダーウィン


メイソン
#ダーウィン かよ、、清原 清原かや[目が回る][疑っている][UFO1]
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