《虫かぶり姫》、いいじゃん。中世ヨーロッパあたりが舞台でギャグ色薄めのいかにも正統派な作風。"ロマンス小説チック"って正直どんなのかな、なんて思ってけど。王子とその周囲の攻略対象キャラがそれぞれ"狙ってる感"出しつつも見苦しい足の引っ張り合いはしない。一方でヒロインは多少なりとも不遇な状況になることはあっても媚を売って誰彼構わず落としにかからない。ホントの悪役は自分からボロ出して自滅する。弱い立場でも頑張っていれば報われて、利己的な方法で得をしようとすれば裁かれる。やっぱり、こうでなくっちゃ。せっかくのフィクションの世界だし、このくらいキレイでもいいよね。ちょっと気になったのは《悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました》と並んで【悪役令嬢=アイリーン】ってのは何の偶然?そういう流行り?落語の《お見立て》・《三枚起請》・《五人廻し》とかの【ズルい遊女=喜瀬川】みたいなもん?#虫かぶり姫#悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました#悪役令嬢の名はアイリーン#ズルい遊女・喜瀬川#三枚起請は小照の場合もあるみたい