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えん

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~ビジュアル・シンカーの脳~
「絵」で考える人々の世界

突然ですが
「見落とす」「見逃す」「見過ごす」の違いを言語化することは出来ますか?

私は出来ません笑

人間は考え事をする時に
言葉で筋道を立てる言語思考者と
絵などを介して考えるビジュアルシンカー(視覚思考者)の二通りに分かれるらしいです。

さらに視覚思考者は、
絵や写真などで考える物体思考者と

パターンや抽象的概念(ベン図など?)で考える空間思考者に分かれるというのが
この本の主張です。

右脳左脳の話とも似ています。

私には娘と息子がいますが
息子は代数に強く言語化が得意なタイプ。

対して完全なビジュアルシンカーの娘から何か説明されても解りにくく
よく会話が噛み合いません。
美術展に行ってもキャプションをすっ飛ばして展示品ばかり見て自分で解釈するタイプ。

私自身もビジュアル寄りだと思っていましたが、この本の診断では完全に半々の混合型でした。

ちなみに、アップル創業者のスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックは考え方が真逆だったらしく

このような視覚思考者(おそらくジョブズ)と言語思考者が組んだ混合チームが歴史的に成功した事例が数多く紹介されています。

また、仕事において視覚思考者がいるチームの方が重大なエラーが生じにくいとの結果も出ているそう。

例えるなら、物体視覚思考者はこの部品とこの部品を組み合わせると故障に繋がるという危険が『見える』そうです。

現代の社会は言語思考者が設計した世の中なので、学校教育の時点で(テストが得意な)言語思考者が圧倒的有利なだけで
決して優劣ではないとこの本は言い切っています。

アインシュタイン、モーツァルト、エジソン、スピルバーグ…天才と呼ばれる偉人はおそらく視覚的思考者。

想像力豊かで聡明なビジュアルシンカーの人々がふるい落とされる世の中のシステムに
著者は警鐘を鳴らしています。

あの人はどうして会議で発言しないで、難しい顔ばかりしているのか?
 
優れたアーティストはなぜ饒舌に自分の作品をアピールしないのか?

『よく考える人はよく言語にする』古代ローマ?ギリシャ?の名言です。

この考えを180度変えられるかもしれません。
気になる方は、ぜひ。

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