こんばんは。読書しました。古墳と埴輪和田晴吾 著岩波新書本書の考察で最も興味深かったのは、著者が「天鳥船(あまのとりふね)信仰」と名付けた古墳時代の他界観です。死者の魂は鳥に誘われた船に乗って天上の他界へと赴き、そこで安寧な暮らしを送るというものだそうです。古墳表面に並べられた埴輪は他界を表現したものであるというのが著者の見解です。前回読んだ『埴輪は語る』(若狭徹 著 ちくま新書)とはまた違った解釈がなされており、いろいろな可能性が開かれている古代史の解釈の奥深さを感じます。#読書 #読書感想文 #古墳 #埴輪 #いろいろな解釈