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梅天

梅天

モデルの天ちゃんも、良いですな*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*
#山崎天 #ViVi #櫻坂46
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sora

sora

ネット販売だと売り切れ?的なの見たから、
1日ドキドキだったけど無事手元に😍✨
いつもに増してビジュ素敵🫰

#目黒蓮
#SnowMan
#ViVi
#国宝級イケメン殿堂入りおめでとう🎊
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凛

我ながらいい感じ❕

トルガルT着てったら
米津さんのことわかるうえに
JUNK参船する店員さんで
めーっちゃたのしかった❣️

はじめて割で780円❕
印字無料で
上が長くなったから
あえて短くviviでバランスを

2枚目は先日撮りました笑

この夏はヨネクロ着倒すぞ❕

#米津玄師
#vivi
#PloomX
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vivi

Kenshi Yonezu

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あや。

あや。

なんとありがたい事にViVi様からゆせくんのチェキが届きました😭選んで頂いてありがとうございます🤍また宝物が増えて嬉しい限りです!ずっと大切にさせて頂きます!
#八木勇征 #ゆせるき #ViVi
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ともえ。

ともえ。

高校生の時好きだったなぁ
#米津玄師
#vivi
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vivi

Kenshi Yonezu

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よよよ

よよよ

顔出しは多分やらない。
何故なら、この雑誌に載ったから!
顔出ししたら…遊びじゃなくなっちまうからなぁぁぁぁぁぁ!!!

この雑誌vivi10月号ね。載った時は嬉しかったねぇ

#vivi
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ふー

ふー

ミンギュやっぱりボタン開けるのね!!
#seventeen #vivi
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asuka

asuka

vivi買おうとしてる8LOOMY様
楽天マガジンは全部載ってません
その代わり楽天koboで買ったら全ページ載ってます!#vivi #8LOOM
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ゆりさん

ゆりさん

鬱蒼と緑生い茂る深い森を初老の女が1人分け入って行く。
朝露をはらんだ草花が、長く垂れ下がった女のローブにまとわりつく。

1つ、2つ、慣れた手つきで足元の草を詰んでカゴへと運ぶ。
ふと、女はなにかに気づき枯れた大樹のウロを覗き込んだ。
と、同時にウロから勢いよくなにかが飛び出してきた。

人間だ、それもまだ子供の。

酷く薄汚れてやせ細っている。歳は7~8と言ったところか。
ささくれた木の棒をこちらに構えて小刻みに震えている。

よくあることだ。貧困層の食うに困った家族は子供を売り飛ばすか森に捨てていく。
大抵は狼が親を探し疲れた捨て子を食らうか、森の通行人を狙ったならず者たちの餌食だ。

しかし目の前のこの子供は、見た感じ親を探しているようでも、ならず者に追われているようにも見えない。
今にも死んでしまいそうなか弱さなのに、目だけは生への執着で強く光っている。
この子はここで死を待たず生きようとしている。

警戒する子供に私は「生きたいか」と尋ねた。

「生きたい……」

漏れるように、自分に言い聞かせるように、だけどしっかりと目を見開き私を見て言った。

子供は目に涙を溜めながら、その場にひざまづいた。

「た、助けて……!」


#創作 #自作小説 #VIVi
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ゆりさん

ゆりさん

燻った煙の匂いと湿った寒気が身を震わせる。
ハッとして目を開けると、外は薄明の霧に覆われていた。
夜を徹して身を守ろうと思っていたのに、いつの間にか寝てしまっていた。
幸い狼もならず者もここには現れなかったようだ。
一日を生きのびてほっと胸を撫で下ろす。
安堵感で、ぐぅと腹が鳴る。
空腹の痛みで腹をさすると、服が濡れていることに気がついた。
いや、腹だけでなく手も足も顔も、体全部が朝露で湿っている。
慌ててポケットをまさぐると、単語帳もマッチも当然のように湿り気を帯びている。

最悪だ。

昨日僅かに残されていると思ったタイムリミットがたった一夜で消え去ってしまった。
真っ白になる脳裏にただ1つ「死」が浮かぶ。
ふとパキ、パキ、と枝の折れる音がした。

足音だ…。人間か、獣か…
引いていく血の気で、冷えきった体からさらに体温を奪っていく。
息を殺して、じっと音のするほうに目をこらす。
生き抜く希望すら手元にないのに、死にたくなくてささくれた木の棒を握る。

すると、霧を縫って歩くように、赤いローブを着た人間が現れた。
背格好は女性、どうやら草を積んでいるようだ。
ホッと胸をなでおろした。今すぐにでも助けを求めよう。


いや、よく考えろ。


伸ばしかけた手をもう一度木の棒へと戻す。

私は今、己の自由を選択して死にかけている。
ここでまた選択を失敗したら、今度こそ死ぬ…。
楽天的になるな、疑え。こんな森の中を女ひとりで歩くなんておかしい。
ならず者なのかもしれない。
でも、もしかしたら助けてくれる人かもしれない。希望が捨てられない。
猜疑心と希望の狭間で決断を鈍らせる。
どうする、どうする。考えなきゃ。

赤いローブの女がまっすぐこちらに近づいてくる。

……やられてしまう。
やらなくては、やられてしまう。
考えている暇は無い!やるしかない……!やってやる!
わたしはウロを飛び出し木の棒を構えた。

#創作 #自作小説 #VIVi
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ゆりさん

ゆりさん

ーー夜の森は思った以上に騒がしい。
虫の音、鳥の声、草木のざわめき。

火を起こすのなんてマッチと木があれば簡単だと思ってた。
でも実際は、全然枝に火は着かなくて半刻ほど泣きべそをかいていた。
泣いてても仕方が無いので、必死にいい案を考えていると単語帳のことを思い出した。

私の大事な単語帳が火種になるかもしれない。
数ページちぎり火にくべたらようやく焚き火を作ることが出来た。
そして今できる全てをやり尽くし、一息つけるようになったのがついさっきである。

マッチ売りの少女はやらなかったんじゃなくて出来なかったんだね…
バカだと罵ったことを心の中で謝罪する。

ウロの前で火を炊きながら、森のけたたましいアンサンブルに耳を済ませている。
体を休めていても、いつどこから何が襲ってくるか分からない緊張感が常にある。
先程拾った、鋭くささくれた木の棒を傍らに狭いウロの中で膝を抱える。

今までは何となく自分の行く末が分かっていた。酷いながらも安定はしていた。
でも今は自分がどう生きたらいいかも分からない。
自由になりたいと思った数時間前の自分を恨む。

わたしの最後の宝物が最後の希望。
これが無くなってしまった時わたしはーー

#創作 #自作小説 #VIVi

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ゆりさん

ゆりさん

馬車から飛び降りた時に足をくじいた。
でも、痛みなんて気にしてられない。父に捕まればどんな酷い目にあうか分からない。
なりふり構わず一目散に森の中へ逃げた。

走って走って、追ってきているのかどうかすらも確認せずに森の奥へとひたすら走っていく。

しばらく走って後ろを見ても、父が追ってくる様子はなかった。
ほっとするのもつかの間、父どころか道も方向も分からず見渡す限り森だ。

まずい。

あまりにも突発的に逃げ出したせいで森の中で迷子になってしまった。

いや、太陽はまだてっぺんにある。急いでこの森を出なくては。
夜の森にはオオカミもいるし、通行人を狙った盗賊も人攫いもいる。
自分のとった選択が正しいものでありますように。
一抹の不安を抱えながらそう祈るしか無かった。


ーーもう、日が暮れてしまう。
森の中を歩けど歩けど道は見つからない。
完全に森で迷子になってしまった。
バカはわたしだ…。
自由を手にした代わりに安全を手放してしまった。
馬車に揺られていた時よりも鮮明な死がすぐそこに迫っている。
でも、わたしはマッチ売りの少女にはならないと自分に誓った。
抗って生きると自分に誓った。

今できる全てをしよう、と心を奮い立たせる。

そうだ、まずは枯れ枝を拾い集めよう。
きっと夜は寒いし、獣は火を怖がると聞いたから大事なはずだ。

そうやっていくつか拾い集めていると少し開けた場所に出た。
夕暮れで陰っているが、草花が生い茂りそこだけやたらと生き生きとしている。
奥の方には枯れた大木が鎮座している。
手を広げても半分も行かないくらい大きい。
「まるでここの大じじ様ね。」
根元は子供なら入れる程度のウロができている。
よし、ここなら雨風をしのげそうだ。
張り詰めていた緊張感が少し和らいだ。


#創作 #自作小説 #VIVi
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ゆりさん

ゆりさん

母が亡くなり2週間後、
わたしはボロボロの馬車に揺られている。

父の酒代のために、姉たち同様変態どもの元へわたしを売るのだ。
村から3日馬車で駆けるとカランコエという少し大きな街がある。
そこを更に2日行ったところが王都、今はそこをめざしている。

地獄から抜け出せるだけありがたいと思えたらいいのに。
待ち受けているものが更なる地獄だと誰が見ても思うだろう。

自分の行く末に身震いをし、こっそり持ってきた単語帳をポケットの上から触る。
わたしの宝物はこれだけになってしまった。
これから先の地獄の中で、新しい宝物は見つかるのだろうか…。

硬い馬車で痛めた尻をさすり横になる。
農具がガチャガチャと音を立てて跳ねている。
畑をやってる、気の弱いリチャードさんを脅して借りたのだろう。
ふと、ひときわ軽い音を立てて飛び跳ねるものが目に入った。
気になって捕まえてみると、マッチの箱だった。
数本残っていて、それがカラカラと音を立てていたようだ。

そういえば、マッチ売りの少女なんて童話を姉が話して聞かせてくれたことがある。
あの子は大馬鹿者だ。
素直にマッチを売ってもどうせ父親が全部使ってしまうんだから。
幻想に浸ってマッチを無駄にするくらいなら、木でも集めて少しは暖を取ったらいいのに。

なんて考えていてもマッチ売りの少女と変わり映えしない自分の状況を苦々しく噛み殺し、マッチをポケットにしまい空を見上げる。

空は自由だ。青くて雲があってお日様がある。
わたしがどんな目にあおうが普段と変わらずのんびりしている。

わたしもこんな風に自由に生きてみたい。

この馬車を飛び降りて父から逃げたらどうだろう…
ふと、そんなことが頭をよぎる。

あまりにも無謀だけど、分かりきった地獄を享受するより自由への可能性にかける方がいいんじゃないか?

わたしはマッチ売りの少女みたいにバカじゃない。
抗わなければ変わらない。

心に決意し、鬱蒼とした森を行く馬車から飛び降りた。

#創作 #自作小説 #VIVi
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