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アサト

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【十二国記より抜粋】

私は人に礼拝されたり、人の間に序列あることが好きではない。相手の顔が見えないことが嫌だ。人から叩頭されることも、叩頭する人を見るのも不快だ。

他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない。それよりも、人に頭を下げる度、壊れていく者の方が問題だと私は思う。人はね、景麒、真実相手に感謝し、心から尊敬の念を感じた時には、自然に頭が下がるものだ。他者に対しては礼を持って接する。そんなことは当たり前のことだし、するもしないも本人の品性の問題で、それ以上のことでは無いだろうと言っているんだ。

私は、慶の民の誰もに王になってもらいたい。地位で以て礼を強要し、他者を踏みにじることに慣れた者の末路は、昇紘、呀峰の例を見るまでも無く明らかだろう。そしてまた、踏みにじられることを受け入れた人々が辿る道も。人は誰の奴隷でも無い。そんなことのために生まれるのじゃない。他者に虐げられても屈することの無い心、災厄に襲われても挫けることの無い心、不正があればただすことを恐れず、ケダモノに媚びず。私は慶の民に、そんな不羈の民になって欲しい。己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにまず、他者の前で毅然と頭を上げることから始めて欲しい。
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コメント

めい*ᙏ🪡

めい*ᙏ🪡

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私もこのシーン、このセリフ大好きです! 十二国記をご存知の方にお会いできるとは! 感激です✨✨

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アサト
アサト
十二国記、大好きです! 陽子の初勅、グッときますよね!! ちなみに、俺は李齋が好きです✨
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アサト

アサト 投稿者

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俺は毎回この初勅のシーンで泣きます😭

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