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のらくま
西洋菓子店プティ・フール
読み始めてすぐに、ずいぶん官能を想起させる描写を書くなぁと思いつつも、そのものずばりのシーンはない。せいぜい「同じ布団で寝た」くらい。
しかしながら、読み進めるうちにそのような官能を想起させる描写は減って、穏やかなまま終わった。
甘えたいと言うことを、どうしたの?なにがあったの?って聞かれたいのだと書いてるところ、良かったなぁ。
話を聞いてほしいけどそれを言葉にできなくて、引っ張り出されるのを待っているようなとき。
生徒を含めて他の人が求めているその気持ちはわかるし、その時たくさん話を聞いてきたと思う。
でも、自分自身の時は「どうしたの?」って聞いて欲しいという気持ちをやっぱり言葉にできないし、それを引き出してくれるような声をかけてくれるような感じの付き合い方もできなかったなぁと寂しく思った。
ところで官能の部分。
作者の後書きを読んだら、官能特集の短編の一つとして書いたものとあったので、僕が感じたことは外れてはいなかったらしい。
コメント
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ゆかり
精神年齢が17才くらいで停滞してるので官能小説は読めません[泣き笑い]でもこちらの本はマイルド描写なのでセーフかな。 のらくまさんみたいに共感力高い優しい人は、相手に寄り添うばかりなので、たまには羽を休める止まり木のような存在がいてくれたら… 何も力になれぬ我が身が口惜しいが「どうしたの?」と挨拶代わりに申しましょう。