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k(CV:五ェ門)

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先日、過去のメールを検索した。
母が妹について言及した一通のメール。

探す過程で目に留まったいくつかの母とのやりとりのメールも併せて読み直した。

ここ数日、深夜に仕事を終えた弟とLINEでやり取りをすることが何日か続いた。
別窓で妹と衝突した弟が、怒りのやり場と自己の正当性の主張先を私に求めたところもあると思う。
私が「罵り合い」と表したことについて、「アレと俺とを一緒にするな」と不服そうであった。
弟は、「これ、もしかしたら、知らないのかな」と前置きしつつ、実家を既に離れた私不在の中起きたエピソードも私に披露した。若かりし頃の妹の母への不徳行為。そんな妹を自分は甘やかすつもりはなく、毅然とした態度で向き合うのだと。
弟には、愛着障害と境界性パーソナリティー障害を紹介した。知らぬのであれば、少し知っておいてほしい。妹の理解の参考になると思うからと。
しかし、自分のやり方を変えるつもりはないし、そもそも、とてつもなく忙しく、そんなものを勉強する時間的余裕はないと頑なに拒んだので、「生き方まで無理強いするつもりはない」と返すにとどめた。
相手との間に信頼関係がなければ、どんな言葉も雑音にしかならず、相手には何も届かない。表面上、力ずくで屈服させることはできるかもしれないが、それだけのことだ。心まで支配することは出来ない。

弟は、母の生前の資料や書籍等といった遺品に対し、言葉の上では敬意を示さぬ妹に対し、不快の念と怒りを示していた。
自分の愛するものを貶されば、誰もが抱くであろう当然の感情ではある。
しかし、それをただ単に、自分を正義、相手を悪と対置しては、話し合いの前提には立てない。
とはいえ、一番早く実家を出た私には知らぬ家庭内の出来事も多い。この年になって初めて聞かされた衝撃的な話もあった。私の言葉もまた、机上の理想論にすぎぬかもしれない。偽善者のそのような言葉ほど、人をイラつかせるものはないから。
口では何とでも言える。
修羅場に当事者として身を置いて、なおかつ、どのように現実に向き合ったか。それでこそ発言権が生まれ、他の当事者も耳を傾けるということもある。
逆に言えば、「今、ここにいてくれたら」との期待に応えなかった私に、後で偉そうなことを言う資格はない。
心に浮かぶのは、ただ自分を慰めるためだけの後悔だけ。
妹の怒りを買って以降、話しかけてこない。
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k(CV:五ェ門)

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先日、弟がLINE上で叔父に対し、自分が海外を旅した時の動画へのリンクを紹介していた。
弟が名指ししたのは叔父であり、それ以上のことも触れなかったため、私は特にその動画について言及しなかったし、見に行きもしなかった。
しかし、同時に、心の中では思っていた。
もしかしたら、私にも見てほしいと思っているのかもしれないと。
だからこそ思いもした。
私にも見てもらいたいと言ってほしいと。
せめて「興味ぐらい示してくれよ」といった詰問調でもいい。取っ掛かりとなることを言ってくれれば、それをきっかけに、私も見に行けたであろうに。
しかし、これが以前から私が述べる私のずるさだ。
もしかしたら、私が興味を示してくれることを望んでいるのは、弟の方かもしれないではないか。
一度や二度のことではない。これが私の家族に対する向き合い方、姿勢だった。
母は、私が拒んでも、自分の主張を押し付けてくる。見せたいものを見せてくる。しかし、弟や妹は、そういう強引なことはしない。
「コミュニケーション不全」。先日、妹からなじられた際に出た言葉。

妹の高校時代、妹に好意を抱き、言い寄っていたクラスメートがいた。
弟とLINEでやり取りをしていた際、相手の名前が思い出せず思案していた弟に、フルネームを教えたところ、すぐにwikipediaにおける彼の情報を探し出してきた。ある業界では、ちょっとした有名人になっていた。
すると、弟も、自分の高校時代の知人に2人有名人がいると述べた。しかし、私がそれに興味を示すこともなかったため、その話はそのまま終わった。
私の中で、何かが頑なに拒む。
もちろん、興味ないのに、あるふりを演じることもなかろう。そもそも、私は嘘をつくのが嫌いなのだから。しかし、やっぱりそれではいけないと思っている。
「一応聞いておきましょう」
その程度でも構わない。無視したわけじゃないんだ。そう示すだけでも。
どこかの幼児さんが相手だったら、きっと「見せて、見せて」と興味を示してみせたのではないか。
「他人の顔色ばかり窺い、私のことは全然考えてくれない」という妹の私への批判は、今に始まったことでもなければ、彼女だけの不満でもない。きっと、家族をはじめ、私の近しい存在は、誰もが抱いていたものだったと思う。

もしも私が身内に優しかったら。
違った今があったかもしれない。
家族写真、撮りたかった。
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こぶたぬきつねこ

こぶたぬきつねこ

子どもが5歳の時シングルマザーになってから『子どもが成人するまで彼氏はいらない』と仕事と子育てに奮闘。

その5年後、仕事場のお客さんとして出会った人に好意を持ってもらったが、上記の誓いがあるからとお断りし続ける事9ヶ月。

結果的にはその熱意に根負け状態で交際する事になり、現在5年目を迎えた。
一緒に住む事や再婚は、子どもが成人してからと言う事に彼も納得。

私の娘、実家に住む両親、弟にも紹介して家族ぐるみの付き合いをしてきた。

彼は私の子どもと打ち解けるべく、お年玉、誕生日、時にはお小遣いをくれたり、3人で食事に行ったりと、かなり気を遣ってくれていた事は分かっている。

でも難しい年頃の子どもは、大人の思い通りにはならない。
5年間の間に反抗期を迎え、我が子ながらその激しい感情に打ちのめされる時も多々。辛い時期もあったが、私は彼に支えてもらった。

反抗期は落ち着いたものの、子どもの彼氏への態度は軟化することはなかった。

時には調子がいい時もあったけど、基本的には馴染めなかった。

それでも、私としては『無理もない』『大人になったら少し私の気持ちを分かってくれる時がきたらいいな』と考え、彼氏には申し訳ないが、耐えてもらうことを望んだ。

でも今日、ついに彼が限界を迎えてしまった。

私から子どもの気持ちを聞く。
①私と2人の家庭に他人が入ってきたことが嫌だ。②昔ほど別れて欲しいとは思ってないし、もし自分が原因で別れてしまったら母である私が可哀想だ。
③私の両親、弟を含めた家族の輪に入ってきて欲しくない。

とのこと。
いつか分かってくれる『いつか』の時間感覚。
私と彼には乖離があった。

上記のことをそのまま、率直に伝えた。

彼は『自分が今までやってきたことは子どもに何も伝わっていなかった。このままではやっていけない。』とショックと同時に怒りのような感情を表した。

私の気持ちとしては、家族ぐるみの付き合いは控えても、別れる必要はないのではないか。と考えていた。愛情があるから。


少し話は変わって。
彼もバツイチ、成人したばかりの2人の子どもがいる。もう県外で就職している。

その子どもたちも、この1年で父の日や誕生日にプレゼントをくれたり、感謝の気持ちを表すようになったという話を聞いた。

つづく
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k(CV:五ェ門)

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もやもやしている。

そして、大きなため息ひとつ。

これが心底嫌だから、ひとりを選んできたのかもしれない。
それでも、ため息をついている私は、未だにひとりではないということだ。

かつて弟に言ったことがある。面と向かってか、メール等でか、はっきりと覚えていないが、対面なのかな、この記憶から察するに。

「結婚したらいいのに」と。

すると、むっとしたように
「順番」
と一言だけ返してきた。

「私のことは関係なかろう。あなたがしたいならすればいいだけであって、私に気を使うことなど何もなかろうよ。私は私の意思で結婚していないだけなのだから」
再度、そのように返した。それに対する弟からの再反論は、記憶に残っていない。
私の中では、仮に母が弟の結婚に難癖をつけて反対するようであれば、私が母に物申すぐらいのことは考えていたはず。というよりも、今もそのようにはっきりと記憶しているのだが、それを弟に伝えたかどうか、正直、自信がない。これも私の記憶の衰えの表れの一つだ。

少し前に、これも母の相続問題への対応に絡んでのことではあるが、妹の姿勢への私の理解として、彼女が母親であることを挙げた。
「結婚したのは自分だ」との弟の返答に、
「自業自得と言いたいのか」と嫌な気持ちになった。

ここまで書いて気付く。
私が、弟の妹への無理解を暗に謗るのであれば、彼もまた、自分への私の無理解に嘆いてもおかしくはない。

彼が自分の優秀さを誇れば誇るだけ、私は、彼のもろさを感じ、心配になる。強烈なコンプレックスの裏返しのようで。
子どもの頃からずっと変わっていない。

自分に自信が持てるようになれば、周囲にも優しくなれるのではないか。
そのように考えてきた。
彼が、世界を旅して、旅仲間が出来たことを私は心から喜んだ。
母にもそのことは伝えた。
人間は良いものだと自ら思えるようになれば、生き方、考え方も変わってくるのではないかと。

彼は、何かにつけ、私が「対人関係の拙さから職場にいられなくなり、職場を去らざるをえなくなった」と言及し、批判の材料に使う。
”批判”と書いたが、本人の弁によれば、「言っておくけど、これは助言であり、悪口ではない」とのことだ。
私は、何も反論せずに会話を閉じる。反論に意味を見出せないから。
虚しさが残っただけ。

お父さんが生きていたら、彼とどう向き合いましたか?
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