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たける

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小さなライブハウスに、好きなバンドのライブを見に来てるけど、

自分がもうおじさんなのと、若いバンドとのエネルギーやら雰囲気やらのギャップに死にそうになる

圧倒的なフレッシュさと、
自分の日常の何でもなさと。

自分が諦めた夢とか、
自分が捨てた野心とか、
つまんねぇ毎日とか、
愚痴ばっかの自分とか、

本当の闇とは現実だ。

もう強引なことしても変えようのない現実
もう選択肢の少ない詰んだゲームのような

あー、のどカラカラだ。

それでも音を聴いたら涙を流すんだろうな

ちくしょう。
人生にバグ技とか裏技とか無いのはもう知ってるよ。

それでもライブハウスのタバコの煙ととぐろを巻いた負のエネルギーは、

なぜなのか、希望に満ちあふれ、
何かが変えれそうな気がしてしまうんだ

あー、あー、とっとと死なせてくれないかな。
毎回思う。ライブが始まる前はライブが終わったら殺してくれって。

毎回思う。ライブが終わって家に帰ったら目覚ましアラームかけて、寝るんだよな。
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