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あや
船長さんで世界中を航海していたとても温厚な祖父と生き物が大好きでどこか気の強い祖母。
祖父は数学が苦手な私に日当たりの良いお部屋でゆっくり優しく教えてくれていたのに、祖父の心地いい声とお日様ビームで私はよく寝落ちをしてしまい、祖母の作ってくれたおやつのいい香りで目が覚めたのを思い出します。
大好きな祖父母でした♡


☀️版地🍎羽魔🔥
家をとび出た高校1年生
自分の心のドアが閉まりきった音がした
自分の心のガラスの破片が、
自分にはね返ってきていた。
家庭環境へのコンプレックスやストレスから逃げたかった。
知ってみたい世界を沢山覗いて
やっと楽しい人生の始まりなんだと
言い聞かせてたなぁ。
訳の分からない巨大な不安と孤独と
「自分を幸せにしなければ」という使命感に駆られて走ってた。
今でも「自分を守れているか」は分からないけど
当時と違うことはひとつある。
大嫌いだった祖父母。
産まれ変わっても、この二人のもとに居たいと思う。
もう居なくなってしまった祖父も
わがままを聞かせてくれる祖母も
大好き。
会いたい。どうしても会いたい。
やっと、そんなふうに思える時が来たんだ。
おばあちゃんに会いに行こう。


umi
祖父母の無事が分かったのは4日目。避難所だった小学校まで津波が来て、生きてるのかも、どこに避難してるのかも分からない中、顔の効く祖母の妹が探し回ってくれた。
「今、おんちゃんが迎えに行ってるから、待ってたら会えるよ」あのときのこの言葉より嬉しいものは、今後なくていい。
ぐちゃぐちゃになった祖父の家。諦めてた母の振袖が着れる状態で見つかったことも、それを成人式で着たことも、今では感慨深い。
体育館で出来なかった入学式。入ってきた担任が、クラスメイト全員が揃っていた、ということで泣いたことも、今なら理解できる。
でも、個性が強くて、自分らしく生きることを認め合える仲間と出会えた年でもあるから、悲観的に見たくもない。
今度言おうを、今言おうに変えた日。なくなったものより、今あるものを大事にしようと、見慣れた道と寂しくなった町を見るたびに思う。

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