アニメの中で、一番影響を受けた...｜ぽてとの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

また、知能に関連する多くの一塩基変異(SNV)が非コード領域に存在することがわかった。非コード領域とは、タンパク質に翻訳されない領域であり、その場合、変異の影響は、個々の遺伝子ではなく遺伝子転写の調節(つまり、ゲノムのどの領域がどれくらい読みだされて機能するかの調節)に関わっている可能性が示唆されているが、そもそも転写調節という分野の研究が発展途上なので、これでは「なんらかの関係は示唆されたが、何をしているかはわからない」と言っているのと同じことになる。

なんのことはない。結局、脳の全領域が知能に関係しているために構造と知能の関係が解明できなかったのと同じことが起きてしまい、ゲノムと知能の関係も「関係があることはわかったが、あまりにも多くの場所が関係していて具体的にはどう関係しているかわかりません」という状態である。

次に調べられたのは実際に転写されている領域と転写物の量と知能の関係である。ゲノムの変異は静的だが、こちらは場面場面で変化する量なので知能との関係がより直接的に観測できることが期待された。その結果、細胞型や組織特異的なトランスクリプトームデータの利用により、知能に関連する遺伝子が神経組織、とりわけ海馬、中脳、皮質で優先的に発現することが明らかになっている。

その多くは神経組織の発生に関わるもので、機能に関わるものではなかった。それゆえ、転写の動的な制御が知能を司っているという知見には至らず、いまでも盛んに研究が続いている状態である。

僕は地動説を信じます。#チ。