焼きポンデリングめちゃ美味し〜

こ〜ちゃんの優しいお迎えパウンドケーキ

週末の間、ママは子供たちを連れて実家に帰っていた。
こ〜ちゃんの家は数日間、少しだけ静かだった。

「今日は帰ってくる日だな…」
朝のワンちゃんの散歩を終えた後、こ〜ちゃんはふと思い立った。
「久しぶりに会う孫たちが喜ぶように、パウンドケーキを作っておこう。」
孫たちは甘いものが大好きだ。ママも仕事で忙しい日が続いていたから、きっと疲れているはず。

抹茶の香りがふわっと広がる生地に、チョコチップをたっぷり混ぜ込んで、オーブンへ。「カチャ…」扉を閉めると、部屋中にほんのり甘い香りが漂い始めた。

「いい感じだな…」
焼き上がったパウンドケーキを網の上で冷ましていると、ちょうど夕方、ママと孫たちが帰ってきた。

「おかえり！」
こ〜ちゃんの笑顔に、孫たちは「こ〜ちゃん！」と駆け寄ってきた。

「うわぁ、いい匂い！パウンドケーキだね！」
小さな手でケーキを頬張る孫たち。抹茶の香りと甘いチョコのバランスがちょうどよく、ほっぺたが落ちそうな顔をしている。

ママも一緒にひと口。「あぁ、ホッとする味…」
仕事で忙しく、お腹が空いていたのか、ママもにっこりとケーキを味わった。

「こ〜ちゃん、ありがとう！」
その言葉に、こ〜ちゃんの胸はじんわりと温かくなった。

静かだった家が、また笑顔と幸せな空気で満たされた。
「また明日から、賑やかな日が戻ってくるな…」
こ〜ちゃんは、そんな幸せを感じながら、そっとワンちゃんの頭を撫でた。

焼きポンデリングめちゃ美味し〜[照れ]