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丸い月の中の僅かな緑
掴めそうなほど小さくなった太陽
睫毛の先が揺れている
風はまだ小さく
震えるほどの密度で私を撫でつける
より道をしているような罪悪感と知らない感情を押し込めて
まだ来ていない夕立を信じながら
私の私であることを祈る
シャツは片側だけ折れて
体重は飛んでいきそうなほど軽くなり
窮屈な世界は私を爆発させようと促す
#詩
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竹林の11人の小人
うねる波と逆巻く風
出会いは冬の、
残酷な程の冷気の中で
導かれたような、
当たり前だったような
風は気づいたら
波の湾曲の優しさに
まるで、初めから
風に合うように
パズルのピースを嵌め込むように
波の歌は風を眠りに導いて
風の声は波を励ました
雪降る日の
波間に見た 子守歌
「ゆりかごの歌」
星影 流
#詩


ひかり🪶
街灯は
日暮れと共に
ポツリつく
太陽の色
静けさに照り
がいとうは
ひぐれとともに
ぽつりつく
たいようのいろ
しずけさにてり


ひかり🪶
風は吹き
水面の声は
さざめいて
広がる翼
青空を乗せ
かぜはふき
みなものこえは
さざめいて
ひろがるつばさ
あおぞらをのせ

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