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木綿豆腐をかぶりつく

木綿豆腐をかぶりつく

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Akira

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おはよー木綿ちゃん🐱 新しい恋を見つけましたね✨ 恋心を持つ乙女はとても魅力的ですよ👍 でも、まりりんのことも大事にね。 そのうちオノロケでも聞かせて下さいね🥳

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宇宙人

宇宙人

その日、宇宙人は筋トレをやりきった。

とっとっとっ…と早い鼓動が宇宙人の健闘を讃えているかのようだった。浅く息を弾ませながら宇宙人は立ち上がる。
ぷるぷると震える脚は、まるで生まれたての子ヤギのように脆弱だった。宇宙人は小さく苦笑し、鈍ってしまった脚を撫でる。サボっていたツケを感じた。自業自得だな…と独言ち、手すりに掴まりながら進んでいく。しかし不思議と晴れやかな心持ちだった。筋トレというのは人の心を再生させる効果があるのかもしれない。痛めつけられた筋肉たちはまるで宇宙人を励ますかのように、新たなる再生の日を目指して小さく蠢いていた。

宇宙人はさっぱりと乾いたタオルで汗を拭きながら窓を覗く。冬枯れの街はまだ日に照らされていた。今日という日を完璧な形で終えたい…珍しく欲が出たので、お豆腐買いに行くことにした。

外は爽やかな涼しさで、今日が小春日和であることを教えてくれる。宇宙人はうっすらと瞼を伏せて日光の暖かさを味わった。いつもの道をいつものように進み、静かな面持ちで角を曲がる。お豆腐屋ののれんをくぐると、気のいいご主人がいつものように迎えてくれた。宇宙人は柔らかな挨拶を交わし、静かにご主人の目を見て言った。

…👽キヌイッチョウクダサイ🔲

もう過去は振り向かない、体重のことだけ考えよう…
そんな決意に溢れた声音だった。
宇宙人は静かなスタートを切ったのだ、と自分を少し誇らしく感じたのだった。
アイヨっという威勢のいいご主人の声と、渡された絹どうふが、宇宙人の未来を支えていた。

〜完〜

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✩あゆこ✩

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小説ニキ

小説ニキ

夜のカジノは熱気に包まれていた。
カードがめくられるたびに歓声が上がり、ルーレットの回転音が心地よいBGMのように響く。
 そんな中、一際目立つ男——黒髪の長い髪を無造作に束ねたニモは、積み上げたチップを眺めながらニヤリと笑った。
「よーし、今日はツイてるぜ!」
 隣に座っていた金髪の美女がニモに微笑む。
「運がいいのね、私にも分けてほしいわ」
「もちろん♡でもその代わり、君のハートももらっていい?」
 軽くウインクを飛ばすと、美女はくすくすと笑った。
「ふふ、面白い人ね」
 そんな甘い空気の中、ニモはカードをめくる。
「じゃあ、全部いくか!」
 テーブルの上に大量のチップを投げ出し、ディーラーと最後の勝負に出る。
 場の空気が一瞬張り詰めた。そして——
「バーストです」
「……は?」
 ディーラーの冷静な声が、ニモの脳に直接響く。
「お客様、全てのチップを失いました」
 静まり返る周囲。ニモはぱちくりとしたあと、乾いた笑いを漏らした。
「ハハ……いや、ウソだろ?今のは見間違いじゃない?」
「現実を受け止めてください」
 そこへ、カジノのオーナーらしきスーツ姿の男が現れた。
「ニモさん、借金、どう返してもらいましょうか?」
「……ま、待て待て。まだ終わっちゃいねぇだろ?」
「いいえ、終わりです」
 スーツ男が指を鳴らすと、屈強な借金取りたちがズラリと並ぶ。
「逃げるのはナシですよ?」
 一瞬の沈黙。
「お前がそう思うならそうなんだろうな……お前ん中ではな!」
 そう叫んだ瞬間、ニモは全速力で逃げ出した。

「待てコラァァァ!」 「誰が待つかー!」
 夜の街を駆け抜けるニモ。その後ろを借金取りたちが鬼の形相で追いかけてくる。
「クソッ、なんでこうなるんだよ!」 「お前が全部賭けたからだろうが!」
 必死に路地裏を駆け抜け、ニモは突然ポケットからカエルを取り出した。
「くらえ、カエルアタック!」
 カエルを投げる。ピョン、と軽やかに跳ねるが、当然ながら借金取りには何の影響もない。
「……なにしてんだオイ」 「……ワンチャンあるかと思ったんだよ!」
 絶体絶命かと思われたその時、ニモは見覚えのあるバーの扉を発見。勢いよく飛び込んだ。
「ナモちゃーん!ツケで酒一杯!」

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