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🍋𝕃𝕖𝕞𝒪𝒩🍋
◯風の谷のナウシカ…最後は和解に至るものの敵国同士の姫と王子
◯天空の城のラピュタ…王家の末裔である少女と親を失った炭鉱夫として働く少年
◯となりのトトロ…大学で働く研究員の夫と病弱で病院で過ごす妻
◯紅の豚…半人半豚の飛行艇乗りと酒場のマダム
◯耳をすませば…夢を追いかけ海外へ留学する少年と普通の青春の中にある女の子
◯ハウルの動く城…恐れられる魔法使いと呪いをかけられた少女
◯もののけ姫…狼に育てられた思考が野生動物の少女と政から遠のいた一族の長
◯千と千尋の神隠し…白龍と純朴な少女
◯崖の上のポニョ…海の神の血を引く半魚と無垢な少年
どれも、普通に考えると障害だらけの立場にある主人公とヒロインとの恋愛が散りばめられている。
子供の頃も今も、それらの作品に描かれている世界観やストーリーに感動を覚え、大人になって行くに連れ切り捨てたり思考の奥に追いやってきたりしてきたものを刺激され、心震え、目の輝きを取り戻す感覚を感じるのが、宮崎駿監督の作品の素晴らしさ、楽しさの醍醐味だと思う。
そして、こうして主人公とヒロインを書き連ねて改めてみてみると、現実的にその恋の結末は脆く危うい予感しか無い。
…決めつけてはいけないが、故にハッピーエンドを作品に描いていないのかもしれない。
遠距離恋愛は、障害が遠いだけでは無い。
遠いことに付随する諸々の埋め難い困難が、すぐ会える恋人とは大きく異なってくる。
私は愛されているのだろうか?
そんな不安と疑問が沸くと、途端に足元から心の安定が揺らぐ。
そんな風になるのは、「この人が好きだ」という気持ち一つだけで過ごす逞しさが私には足りないのだろうか?
遠過ぎる街、違い過ぎるライフパターン、差のあり過ぎる自由度…それらに蓋をして睦み合う事はやはり無理があり過ぎるのだろうか?
その恋を手放せないのが、執着や寂しさや孤独に因るものであってはならない。
それらでは無い自覚はあるのに、私が立ち止まるのは、何故なのだろう…迷子だ。

Arrietty's Song(Arrietty's Song)
コメント
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🍋𝕃𝕖𝕞𝒪𝒩🍋 投稿者
この投稿は、 レモンの憂鬱…P23 【遠距離恋愛とジブリロマンス】
おひる|ूᐕ)
距離が近かろうが、遠距離だろうがお互いに心を重ね合わせて、想い合える、伝えて合える事で不安って少なくなるんじゃないかな。 今は色んなツールあるから手段は多くあるけど、逆にあるが故にって事も多々ある 挨拶もない、いつどこに出掛けて何してるかも分からない、いつ家に帰っていつ寝たかも何も知る由もない、電話とかで声すら聞けない近くの人より、遠くてもそれができる人の方が安心して比較にならない位幸せを感じる。 その安心感を与えられない余裕のない人は恋愛をするべきではないと思う。 好きな気持ちがあったとしても閉まっておくべきだし、好きな人を不安がらせてしまうのはあってはならないと思う。
🍄dummy🐼
相変わらず深いねぇ…… 障害のある恋って話しだけを聞くと萌えるけど、それはあくまで、「自分ではないから」であって、実際は絶対に普通な恋愛の方が楽だし、楽しい。
キギ
まあでも障害が物語に障害として機能するの、ポニョくらいな気もします 他はそこが主軸にならないというか 単にキャラの立ち位置の違いというか で、レモンさんが今不安なのは純粋に『不安にされるような事をされてるから』で、それはその原因を解消するしかないですよね...!
わん
好きだからの理由で全ての物事が上手くいくとは限らない。遠距離恋愛なら尚更よくわかる。自分が愛されてるの不安。相手の気持ちの変化の確認をしたくなる気持ち。たいてい映画やアニメの最後は盛り上がりの最高潮を表現している。それからのストーリーには現実が待っているのも事実。絶対的なものなんてそんなに多くない。 現実を受け止めれるかがポイントになるんではないだろうか?