共感で繋がるSNS
GRAVITY

投稿

Teto

Teto

“Codaコーダあいのうた”

家族でただ1人の聴者であるルビーは、その歌の才能から名門音楽大学受験を勧められていた。だが耳の聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の漁業のほうが大事だと反対し…

最初からずっと、ルビーが家族の犠牲になっているように思えて、少しの憤りを心に覚えながら観ていた。娘の助けが無いと家業が立ち行かない、家族を助けるのは当たり前だと考える、少し傲慢に見える両親。一方で兄は、ルビーの助けはいらない、自分達だけでやれると息巻くが、少々空回り気味。妹のことを思ってのことだけど、これまでずっとルビーを頼ってきただけに、なかなかうまく行かない。そんな家族と夢の板挟みのルビー。高校生にはつらいよな。

耳が聞こえないって、聴者には想像できない困難さがある。家族に聴者がいれば、きっと私も頼りきりになるかも知れない。きっとすごく心強いだろうな。離れてしまうなんて、心細くてたまらないだろう。
両親も自分達が理解できる夢なら、素直に応援したのかも知れないとも思った。自分達がまったく理解できない音楽という夢でなければ。
学校で娘がデュエットで歌うシーンがとても印象的だった。幸せそうに歌う娘、感動している観客。無音…..静寂….。両親と兄の世界はそうなのだ。彼らが周りの反応を窺う様子がいたたまれなかった。娘、妹の才能に他人が感動し、自分達が体感できないなんて、そんな残酷なことがあるだろうか。たまらない。

それでもやはり最後は家族の絆。
ラストの音楽学校の受験シーンは号泣。
いい歌を選んでるよな。
心のこもった歌声で、ほんと心が震えるとはこのことか!という時間を過ごせました。

ルビー役のエミリア•ジョーンズは、Netflixのロック&キーに出演していたので知っていたけど、歌手なんですね。演技、そして歌がとても素晴らしかった。ほんとに。

まとまりなくツラツラと書いたが、
いやー、イイ映画を観た。是非観てほしいです。
#コーダあいのうた
映画の星映画の星
GRAVITY
GRAVITY8

コメント

まだコメントがありません
関連検索ワード

“Codaコーダあいのうた”