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エルマー
ゆっくり流し見
最近村シリーズが
流行ってるのか…
#牛首村
#犬鳴村
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おっち
「こんにちは〜」
幼少の頃、一人でお留守番をしていると、ある高齢の女性が訪ねてきた。
見たことがあるような、無いような、そんな印象のおばあさんだった。
その人は、私の名前を愛おしそうに繰り返して、「お母さんとお父さんを大切にしてあげなさい」とか「おねえちゃんと仲良くしなさい」とか「たくさんお勉強して立派になりなさい」等と言ってきた。
その時の私はまだ幼く、その意味の半分も理解できなかったが、なんとなくウンウンと頷いた。
その他、何度か他愛もないやり取りをして、おばあさんは帰っていった。
直後、父親が血相を変えて玄関に飛び込んできた。
「すぐ病院行くから、急いで準備しろ!」
わけも分からず着替えて、父親の車に乗り込む。その道中の車内で、4つ上の姉が事情を説明してくれた。
姉によると、私の祖母が危篤に陥ったらしい。もうかなり危ない状態なので、これからみんなで会いに行くのだそうだ。
病院に着くと、親戚一同すでに集まっていた。下を向いて黙っている人や、慌ただしくして動き回ってる人、どこかに電話をしている人、みなそれぞれの過ごし方をしつつも、一様に心配そうな顔をしていた。。
私は、すでに病院に着いていた母親に背中を押され、祖母が寝ているベッドの前まで連れて行かれた。
覗き込むと、そこには見慣れた祖母の顔があった。
私は「おばあちゃん」と言いながら手を握る。すっかり痩せて細くなった指から、微かな暖かみを感じた。
少し間を置いて祖母がなにかを呟いた。
すると、心電図が僅かに反応を示す。
それをみるや母親や看護師達が必死に声をかけ、それに応えるように、少しずつ状態は安定していった。
その夜は、なんとか峠を越える事が出来た。
数日後、奇跡的な生還を果たした祖母は、あっという間に回復し、「病院食なんて食ってられん。あたしゃトンカツが食べたいよ」と笑いながら元気に退院していった。
最近ではスマホでYouTubeを観るのにハマっているようで、特に細川たかしさんのチャンネルがオススメらしい。
……誰だったんだあのババァ。

ぽん

がんちゃん
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*☽ふくちゃん𓅓
でるってー テストに[笑う]