投稿

碧維
イエローペグモとダブルラテ
いい匂い⸌⍤⃝⸍



関連する投稿をみつける

まんす
とても元気に咲いてます
ありがとうございます



Melo
澄みわたる広く青い空が眩しい、よく晴れた午前の事だったそうだ。
愛猫の名前は「マロン」。
私がつけた名前だ。
アメリカンショートヘアでエメラルドグリーンに桃色の鼻をしている、とても綺麗な猫だった。
マロンは晴れた日に外に出るのが大好きだった。
臆病だったから決して敷地外には出なかったし、人の側から離れない賢い猫だった。
マロンが去った時も、いつものように外に出て日向ぼっこし、いつものように玄関に横になって、眠るようにそっと息を引き取った。
マロンは18年生きた。
晩年は自慢だったツヤツヤの毛も色褪せ、心臓が悪かったために肩で大きく息をして苦しげだった。
だから、祖母から訃報を聞いた時は内心ホッとした。やっと逝けたね。本当によく頑張ったね。泣きながらそう思った。
マロンが去って2ヶ月と少し経った。
年末に実家に帰省して、18年ぶりにマロンのいないお正月を迎えた。
物音がしたり何かの影を、一瞬マロンと間違えては「あれ、そうだ。もう居ないんだった。」
となり、まだそこにいる感覚と、もう居ない事実の間で不思議な感覚になった。
青い空のよく晴れた日に玄関を見ては、マロンが寝転んでいたのを思い出す。
最期に大好きな外に出て、大好きな玄関で逝くなんて、何てマロンらしいんだろう。
マロン。
マロンのいない世界には、まだ慣れないけれど、私は何とかやっているよ。
先代の猫たちと安心して天国で見守っていてね。
たくさんの思い出をありがとう。
今も昔も大好きだよ、マロン。
#ひとりごとのようなもの
#猫のいる生活


yuza






もっとみる 
関連検索ワード
コメント