人間関係とか価値観について？ | 久津-kuzu-の投稿-Gravity SNS

『価値観という名の宝の地図』

価値観は多種多様です。

近しい価値観だと感じても、細かな違いによってズレが生じることがあります。一方で、遠い価値観であっても、共感したり魅力を感じたりすることは少なくありません。

とはいえ、誰かと出会った際に、「では、これからお互いの価値観を比較し、価値観探しをしましょう！」と、あえて場を設ける機会はほとんどありません。通常は、雑談や日常のやり取りを通じて、相手の価値観の断片を集めていくものです。

これが、なかなか難しい。

人間関係の初期段階で行う価値観の比較や探索は、とても重要だと考えています。言葉や心の交流を重ねることで、互いの距離感が自然と縮まるからです。

私はこのプロセスを「宝の地図の切れ端」を集めるようなものだと感じています。集めれば集めるほど、行き先が見えてくる。

すべてを集めなくても目的の財宝にたどり着けるかもしれませんが、目的地目前の危険海域に関する情報が抜け落ちている可能性もあります。
見逃してしまったリスクが、思いもよらぬ結果を招くこともあるでしょう。

だからこそ、できるだけ多くの「宝の地図の切れ端」を集めたい。

誰もがその時々、精一杯自分の人生を生きているので、集めた切れ端の中には歪んでいたり、欠けていたりするものもあるかもしれません。

それでも、このプロセスを大切にしたい。行き先を諦めることや、方向を変えることがあるかもしれませんが、それもまた意味のあることだと思うのです。

成育歴は人それぞれ異なり、同じ出来事に対して抱く感情や取る行動も違って当然。

だからこそ、相手の行動原理や思考の源泉を知るために、対話を通じて価値観を理解することが重要なのだと考えています。