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にんじん
もともと好きでも嫌いでもなかった。
ただ、祖母が実家の母をいびったり、祖母にわたし自身も弟と差別されたりしていた経験から、結婚前からどんなに仲が良くなったとしても同居は絶対にできないと伝えていた。
数ヶ月前からやむを得ない事情で同居になった。仕方ないことだと納得した上であり、そもそも今住んでいる家は義母名義だ。帰ってくるななんて言う権利はわたしたちにはない。
しかしやっぱり無理なものは無理だ。自分で買ったものの使い方ひとつ、こだわりがある人間なもので衛生観念もあまりにも合わなさすぎる。
前述の幼少期からの経験により、義母にはわたし自身のこだわりなどなにも言えない。
そんな折、夜中に部屋を覗かれたことが義母を嫌いになる決定打としては充分すぎた。
本当に人として義母が無理だ。気持ち悪い。吐き気がする。ありえない。
夫は呑気なものだ。わたしが爆発してなにもかも吐き出した際ですらズレていた。違う違う、そうじゃない。
元々夫自身、義母と仲が良くない。しかし義弟が1番の義母にとって義弟がいなければ近くにいる夫を甲斐甲斐しく世話したがるのは想像に容易かった。
早く家を出たいが、ちょっと特殊なペット3匹を受け入れてくれるペット可物件などなかなかない。
ストレスで腰辺りに蕁麻疹が出てきた。
家を出る際はきちんと縁が切れるように祈っている。
そしてわたしは文章にすれば連ねることができても、言葉にすると詰まってしまう。うまく伝えることができない。
だから度々ここに備忘録として吐き出させてもらおうと思う。
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