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脱落身心

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『光る君へ』から引き続き視聴したNスペ「語れなかったあの日 自治体職員たちの3.11」。
きつい内容だったな……。

もの言えぬ犠牲者。
犠牲者の遺族などの生存者や被災者。
そして、自分らも被災者でありながら、他の被災者の救助や援助を担った自治体職員たち。

番組内の自治体職員たちの証言を聴いていて、さまざまな思いが去来した。
が、それをどう言葉にしていいか途方に暮れる。
はからずも「ことば」というものの本質を否が応にも自覚せざるを得なかった。

番組を視聴しただけの私ですらそうなのだ。
番組の最後、被災者救助を担当した消防士が、

「言葉にならない。自分の中でその時の感情を全て話しできるかといったらできない」

と語るのも当然のことだろう。
Wovon man nicht sprechen kann, darüber muss man schweigen. (Ludwig Wittgensteins)

そういえば、養老先生も「大切なことは言葉にならない」とよく書いているが、同様なんだろうな。
また、改めて小田和正さんの名曲「言葉にできない」の素晴らしさを再認識した。

#NHKスペシャル
#音楽をソッと置いておく人
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言葉にできない

Kazumasa Oda

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