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シノ
時刻は7時過ぎの夏至。高速道路で、大型の事故が起き、高速道路から降りることになった。
まったく知らない、おまけに山の中。まぁ、ナビもあるし余裕で帰れるよね。と笑っていたが…
ぞくり、と、嫌な寒気が背筋を走り、私は自分の両肩を擦った。おまけに、腹の底がムカムカするような嫌な気持ち悪さまで襲ってくる。
酔ったのかと思い、何気なく窓の外を見て、私は運転していた母の手を掴んだ。
「ちょ、紫乃!なにすんの、危ないでしょ!!」
「母さん、どこ行こうとしてる?」
「え…」
一緒に高速を降りていたはずの車が気付いたら一台もなく、前も後ろも真っ暗で走っていた道はいつの間にか砂利に変わっていた。
ぎゅっ、と、急ブレーキで止まり、二人してナビを確認していた瞬間。
ポーン
『直進です』
ナビの電子音声が進むように促す。でも、進むわけない。体が震えた。運転してる母の顔が青ざめる。
「直進って…目の前、川じゃない!!」
「さっきから何か気持ち悪いわ寒気するわって可笑しいと思った…」
「早く言いなさい!!引き寄せ体質!」
何度目!と叱られながら、母はナビをぶち切り、勘で帰る!と、おそらく来た道を逆に進んだ。
どれくらい走ったのか、すぐに出てこれたのか、よくわからないうちに電灯で照らされ車が走る普通の道路に戻ってきていた。
時刻は、高速道路を降りてからまだそんなに立ってないはずだったのに、9時を指していた。
今度は前の車を追いかけて大通りに入ってからナビをつけることにした。
#GRAVITYほんとにあった怖い話 #心霊 #怖い話
コメント
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殺屁坊主
他にもあったら ハナシテクダサイ❗️
おえ
え、これほんとにあった話ですか…心霊番組の再現VTRみたいなこと… こわいこわい、こわかったですねえ
ミツルギ
怖い!聞いたこともないような話です。お母様もあなたもご無事でなによりです。 「引き寄せ体質!」には笑ってしまいました。 またなにか他のお話ありましたら、お聞かせください。
まっちー
鳥肌立ちました。 お2人共無事でよかった…
きよ
わーー深夜に読むんじゃなかったー! バカバカ〜えーん(´;ω;`)