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すばる
井上智洋|望月慎 監修
読み終わりました。
この本は、金利・国債・為替・インフレといった基本的な経済用語や国家の働きについて、MMT(現代貨幣理論)を基にして初学者にも分かりやすく解説しています。
最近まで経済学界で主流だった理論(主流派経済学)とは異なるMMTの視点が新鮮でした。特に政府の財政赤字への見方や内生的貨幣供給論など、従来の考え方と全く違うアプローチが学べました。
内容は100人の島で経済活動を例える形で進められ、税金の役割や景気と物価(インフレとデフレ)・投機と債券等の経済の動きがシンプルに説明されていて、とても理解しやすかったです。
後半では、著者が描く目指すべき未来の社会像が詳しく語られており、持続可能な経済システムの重要性が強調されていました。この部分では、適切な社会の仕組みをどのように構築するべきかについて、著者の強いメッセージが伝わってきます。
全体を通じて、経済の入門書として非常に有益で、手に取って良かったと思います。今後、経済ニュースや記事を読む際にも、繰り返し参照したい一冊です。

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