共感で繋がるSNS
GRAVITY

投稿

ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】

【予告】次回は7月24日19:30~「話せないこと、出てますよ」についてお伝えします。
今回は「ナラティブメディシンアプローチ」についてお伝えしました。

〇病院で聞いてもらえることは?
多くの場合
・通院したり入院したときに患者が語れるのは,自分の病気のことだけ
・自分の人生について聞いてもらえることはほぼなし

〇病気の背景
・それまでの生活…経験や体験
・これからの人生への心配など
を聞いてもらえることはほぼない
多くの診察をこなさねばならない医療現場で、そのような対応をしていたら病院が経営できなくなってしまう仕組みがあります。

〇Narrative based medicine(NBM)とは
・1998年に英国のGreenhalgh T,Hurwitz B
・家族心理療法に起源
・「現実は言語を通じて社会的に構成される」 とする社会構成主義を理論的基盤とするナラティブ・セラピーの流れを汲む。
・EBMを補完する概念
・日本では,EBM&NBMは「患者中心の医療を実現するための車の両輪」
・Montgomery K「医学は一般に信じられているような純粋な科学的営みではなく,その中核は物語的・解釈的な実践である」
・Tayler R「患者が自身の人生の物語を語ることを助け,『壊れてしまった物語』をその人が修復することを支援する臨床行為」
・個人に焦点を当て,経験を言葉によって意味付け,語り手と聴き手,書き手と読み手を結び付け,物語を共有する全ての人に連携と協働をもたらす

〇NBMの目的
慢性疾患や難病等の治癒が望めない病気の人
・老化に伴なうフレイルやロコモティブシンドローム
・メンタルヘルスの問題
・ターミナルケア
のような疾患を患っている人たちに、かけがえのない人としての人生に、本当の満足を感じられるように促すことは難しい

・個々の患者の経験
・患者の語る物語
・語りの尊重
がある医療

コメント欄に続く→
GRAVITY4
GRAVITY8

コメント

ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】 投稿者

0 GRAVITY

【参考】 斎藤 清二(2019)医療におけるナラティブ・アプローチの最新状況,日内会誌 108:1463~1468

返信
ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】 投稿者

0 GRAVITY

【続き②】 〇二つの対立するストーリー Klein ①    患者個人の経験の側面(病い:illness) ②    医療者によって構築された医学の物語(疾患:disease) の2つはよく対立する。 例)ニコチン依存 ・患者…趣味の一環「趣味の制限」 ・医療者…基礎疾患の原因、疾患を深刻化させる要因「やめさせたいアディクション」 ↓ これらの物語をすり合わせ,共有可能な新しい物語を構成する

返信
ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】 投稿者

0 GRAVITY

〇ナラティブメディシンアプローチ ・どのような人生を生きているのかということについて語れる場を作る ・真摯に受け止め,促進していく ことを指すアプローチ 〇ナラティブメディシンアプローチの見方 ・「病気になる」=患者の人生の物語の一部が壊れる

返信
ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】 投稿者

0 GRAVITY

【ベストコメント賞】 「9月まで、会社で夏季休暇取れるから連休できたら帰れるかも?」 こちらの方は、休みの日が決まったら可能な限り早めに私宛に連絡下さい(笑)

返信
関連検索ワード

【予告】次回は7月24日19:30~「話せないこと、出てますよ」についてお伝えします。