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マサヤス龍之介
☆リスペクトする桑田3️⃣
ビクターレコードの高垣Dr.は『デビュー3曲周期説』を唱えていて、♫勝手にシンドバッド ♫気分しだいで責めないで とアップテンポパターンの楽曲でヒットしていたサザンにもう1曲同じパターンで行こう❗️と注文を出してきた
それは業界の不文律としてまことしやかに守られてきた慣習だ!とも言われ、最終的にピンクレディーを見習え!!とさとされた、と云う。しかし、桑田は慣れない芸能活動で忙殺され、半ばノイローゼの様な事態に陥ってサザンのメンバーたちともギクシャクし始めており、その精神状態は限界点に達していた。
テレビ番組に毎日の様に出て「僕たち、お笑いバンドで〜す!」と浮かれているこれは仮染めの姿だ!こんなことをする為にバンドを組んだわけではない。
桑田は自問自答し続けて、本当に唄いたい曲を歌わせて欲しい💦ディレクターの高垣健に懇願する桑田であった。最終的に事務所の大里社長の意向と云う大きな後押しもあり、高垣も折れた。
結成10周年を記念して作られた特番で、同世代の芸人明石家さんまに桑田はこの話を告白している。そして、この♫いとしのエリー はオリコン週間シングルランキングで1位は獲得していないが1992年に「シュラバ★ラ★バンバ」「涙のキッス」がリリースされるまでは最も高い売り上げを記録しており、累計売上枚数は72.8万枚(オリコン調べ)を記録している。
明石家さんまはその特番で桑田を「あんた商売人やわー…」と称賛していた。
ところでこの曲にはもう一つの秘話がある。
この曲はそもそも、桑田佳祐から原由子への大きな意味でのリスペクトソングだったと云うのだ。
桑田と原はデビュー前の青山学院大学時代からのバンド仲間であり、原の回想によると二人はこの時点で、婚約を誓った仲だったと云う。
その辺の事情についてはすでに詳述した。
確かにこの曲の歌詞は愛する女性に対する桑田の並々ならぬ慈愛に溢れている。
そして、曲が進むに連れて桑田の嗚咽やラストの…エリー と云う慟哭には聴く者の胸に迫る悠揚ならざる心が篭っていた。
この曲は、それまで桑田のことをお笑い好きのバンドマンとしか見なして来なかったリスナー一人一人の胸を打ち、心に響いたのだった。
つづく…。

いとしのエリー
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