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ろびのわーる

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『神様の思し召し』

2016年/イタリア/86分
ジャンル:コメディ/ドラマ
監督:エドアルド・ファルコーネ

【あらすじ】
腕利きでも性格に難ありの心臓外科医トンマーゾは、医大生の息子に「神父になりたい」と告白され動揺。人気のピエトロ神父に息子が洗脳されていると睨み、素性を探って教会に潜入する。そしてふたりは対立するが……。

【見どころ】
① 会話。
② 皮肉な笑い。
③ 家族のドラマ。
④ トンマーゾの変化。
⑤ 結末。

【感想】
相手の痛いところ突き合う会話劇。つまり僕の大好物。
ひねくれたトンマーゾが己のエゴのために苦しむ皮肉な展開。クスッと笑える反面、自分も気をつけなくちゃと教訓にもなる。
根は家族思いなのでほっこりするエピソードもあるけど、その家族にも難があって面白い。
神の存在に否定的だったのに、神父との交流で少しずつ変わってゆく展開もいい感じだった。
ラストはちょっと泣けた。そしてすごく良いものを観たような余韻があった。

#映画 #UNEXT #イタリア映画
#神様の思し召し #コメディ
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『ピザ!』

【概要】
2014年/インド/91分
ジャンル:ヒューマンドラマ・コメディ
監督:M・マニカンダン

【あらすじ】
南インドのチェンナイ。スラム街に住む幼い兄弟は、街に初めてできたピザ屋に興味を持つが、そのピザの金額は家族の1カ月分の食費よりも高かった。ふたりはピザを買うために、あの手この手でお金を貯めようとするが....…。

【見どころ】
① スラム住民たちの人柄と生活感。
② お金を稼ぐために奮闘する兄弟。
③ ピザ屋で起こる騒動。
④ 兄弟の純粋さと自然な演技。
⑤ 大人たちの醜さ。

【感想】
ピザを食べてみたいという素朴な願い。その目的のために奔走する兄弟のひたむきさと行動力がいじらしい。
反対に大人たちの身勝手な振る舞いが腹立たしく、痛い目に遭ってくれと願っていた。
終盤の展開と結末は想定外だったけど、救いがあってほっこりした。

#映画 #UNEXT #ヒューマンドラマ
#ピザ #インド映画
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『スワン・ソング』
【概要】2021年/アメリカ
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:トッド・スティーブンス
主演:ウド・キア

【あらすじ】
元ヘアメイクドレッサーのパトリックは、老人ホームで静かに余生を送っていた。ある日、かつての顧客リタの死化粧の依頼が届き、旅に出ることに……。

【見どころ】
①主人公の強烈なキャラクター。
②ヘアメイクのテクニック。
③過去や死と向き合う主人公の葛藤。
④実話を元にした作品。
⑤流れる歌の歌詞。

【感想】
とにかくパトリックがお洒落。大胆な言動も細やかな仕草も格好良かった。
ウド・キアが役にハマりすぎていて普段からゲイなんじゃ?と思ったらやっぱりゲイだった。ちなみに監督もゲイとのこと。
流れる歌の歌詞がどれも素晴らしくて刺さりまくった。
取り残された老人の切ない物語だけど、ちょっと元気をもらえた気がする。歳をとっても仕事をしていれば若々しくいられるんじゃないかな。

#映画 #映画鑑賞 #UNEXT
#スワンソング #ウドキア
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『エンジェル』

2007年/イギリス・ベルギー・フランス/119分
ジャンル:ドラマ/ロマンス
監督:フランソワ・オゾン

【あらすじ】
20世紀初頭のイギリス。食料品店の娘エンジェルは、幼い頃から上流階級の生活を夢見てきた。彼女はその豊かな想像力と文才を生かし、若くして作家デビューを果たす。瞬く間に富と名声を手に入れ、夢を実現したかに見えたエンジェルだったが……。

【見どころ】
① エンジェルの生き様。
② エンジェルの美しさ。
③ 成功と挫折。
④ 皮肉たっぷりな描写。
⑤ ラストのセリフ。

【感想】
美人でピュアで才能もあるエンジェル。なのに1ミリも好きになれない。人の話を聞かず、自分の世界の中だけで生きているような典型的な天才肌。

忠告を無視してダメ男に惹かれてしまう。脳内では志村現象が。もちろん結果は言うまでもなく、しかもぜんぜん笑えなかった。

人の話を聞かないというのは、才能でもあるし欠点でもある。芸術家や研究者ならいいけど、人と接することにはあまり向かない。僕もどちらかと言えばそっち寄りな気がする。

エンジェルを好きにさせないように誘導する見せ方がオゾンらしい。感動も感情移入も全くしなかったけど、観て損した気はしなかった。

この作品は客観的に観てしまいがち。でもエンジェル本人はどう感じていたんだろう。もしかしたらドラマティックでロマンティックな人生だったかもしれない。

ラストの一言を言いたいがために作られたような作品。皮肉ってこういうこと。

#映画 #UNEXT #恋愛映画
#エンジェル #フランソワオゾン
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『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』
メタルバンドのインペイルド・レクタムのメンバーたちは、獄中でドイツのメタルフェスに誘われるが、極端な商業主義と投獄を理由に出演を辞退する。そんな中、ギタリストの父が病に倒れ、スタジオ兼トナカイ粉砕場が消滅の危機だと知る。この緊急事態に彼らは脱獄を決意する。

今回は獄中からスタート。脱獄からのドタバタ逃走劇…迫り来る追手との攻防、ギタリストの実家の危機、思い通りにならないフェス主催者との交渉など、見どころが盛りだくさん。

え!?BABYMETAL出てきたんだけど!しかもライブシーンもセリフもあって、ストーリーにも絡んでくる。まさかこんなところで拝めるなんて。

メンバーと同行することになるメタルバンドの超低音デスボイスが最高だった。某プロレスラーのようにセリフは全く聞き取れないけど。

今回もぶっ飛んでて笑えた。BABYMETALが観れただけでも大満足。コメディだけど音楽映画なので観るなら映画館がオススメ。いつかあんな風に叫んでみたい。

#映画 #映画館 #コメディ
#ヘヴィトリップ #ヘヴィメタル
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『8人の女たち』
クリスマスイブの朝、メイドが主人マルセルの部屋に伺うと、彼は何者かに殺されていた。家に居合わせたのは妻や娘、義理の妹など女性が8人。手がかりらしきものから犯行は内部の人間と思われ、彼女たちは互いを疑い出す。

親族が集う屋敷を舞台としたワンシチュエーションの会話劇。殺人事件なのでベースはミステリーだけど、ドタバタ感とブラックな笑い、そして間に挟むミュージカル的な歌唱によって軽やかなコメディに仕上がっている。

親族6人にメイド2人を加えた計8人の女たち。8人の間にある三角関係がもつれにもつれ、マルセルを中心とした八角関係のような構図が浮かび上がってくる。

会話だけでこの複雑な関係性を観客にわからせるのだから、脚本がいかによくできているかがわかる。

女優の面子がすごい。フランスを代表する名女優が揃っていて、演技はもちろん風格というかオーラがある。また、それぞれが纏っているクラシックでゴージャスな衣装も魅惑的。

歌唱シーンも素晴らしく、コメディだからなんとなく滑稽なんだけど、美しい歌詞と歌声にしっとりとした気分になってしまう。

そして結末もドラマティック。クリスマス映画としてもオススメしたい。

久しぶり2度目の鑑賞。知的でお洒落でちょっとブラックなフランソワ・オゾン監督の作品、やっぱり好き。

#映画 #UNEXT #フランス映画
#クリスマス映画
#8人の女たち
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