子供が欲しい | 人間だろの投稿-Gravity SNS

昨夜はすごく怖かった。

旦那が大事にしてる梅酒を子供がこぼした。
義実家の庭の梅から年に１度しか作れない、
晩酌に大事に少しずつ飲んでる。
それを成人してる次男が少しちょうだい、と。

でも手が滑って床に全部ぶちまけた。
急いで瓶を拾ったけれど、中身はほとんど
残ってない。
(あっ！)って皆がなったその瞬間、
私は息子が殴られると思った。
今までがそうだったから。
とっさに2人の間に入った。
でも旦那はキレずにショックで呆然と
立ってるだけ。

次男は何度も謝りながら床を拭いて
弟も黙って手伝い。
旦那を別室に移動させて私も床拭き。
「重い物、手が滑りやすい物は慎重に。持ち上げるんじゃなくテーブルに置いたままでね」
言いながら様子を見たけれど、謝っているのはこぼした事に対してで、昔を思い出して言っているのではなさそう。
よかった。
本当によかった。

私は昔、子供の記憶を操作した。
虐待されている自分、それをする父親、止めてくれない母親、(止めても止めきれないのは見殺しにしているのと同じだと思うので)ではなく、
今、厳しく怒られたけれど、悪い事をしたからだよ、と。
虐待されているのではなく、悪い事をしたから怒られた、と思わせた。

息子は頭をかばわなかった。
謝りながら旦那から目をそらさなかった。
昔の記憶は忘れていて、床を拭く事しか考えていなかった。
そう見えた。そう思いたい。そうでありますように。

大事な梅酒がなくなったけれど旦那を可哀想とは思えない。
怒る気も失せる程ショック受けてくれてよかった。
昔と違い、歳をとって体力的にもう息子に敵わないと思っているからかもしれない。
とにかくよかった、本当に。
久しぶりの過呼吸はつらかったけれど、よかった、しか思わなかった。
でも旦那の前に出た時は本当に怖かった。
一気にいろいろな記憶が蘇って夜は苦しかったけれど、それでもよかった。
早く時間が経って欲しい。
早く子供達が自立して家を出て行きますように。