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加遠留
『舞いあがれ!』で描かれる幾つかのことがまるで『ちむどんどん』に対する当て附けや嫌がらせであるかのやうに見えてしまふ。まあ、『舞いあがれ!』でなくてもまともな作品ならば、そんな風に見えて当然かも知れないが(笑)。
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特に子供舞が枇杷の実を取る場面は、子供暢子がシークワーサーを取らうとする場面と比べると、木の実の作劇上の意味合ひや主人公の心情・言動など、色々な点で殆ど正反対である。態となのかしらんと勘違ひしてしまひさうだ(笑)。勿論、態となのは『ちむどんどん』の方だ。『舞いあがれ!』は、普通ならかうなるだらうといふことを描いてゐるだけだ。『ちむどんどん』は“普通”を敢へて描かなかつたのだらう。
舞の発熱については、舞本人は原因不明であるといふ意味のことを述べてゐる。しかし、視聴者は劇中の様々な描写から複数の原因が重つたせいで“原因不明の発熱”が生じたことを知つてゐる。歌子の御都合主義的発熱とは大違ひだ。
子供である舞の失敗は、舞の進歩や成長のための過程だ。舞は、相応の経緯を経て相応の成功を得る。大人である祥子は、失敗すればペナルティーが科せられる。『ちむどんどん』では、賢秀の失敗は不問に附され賢秀は成長したやうには見えない。矢作の失敗は、矢作を成長させたやうに見える。但し矢作へのペナルティーは適切な形で行はれたとは言ひ難い。他の失敗は単に困難な状況を作るためのものだらう。
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『舞いあがれ!』第3週は、前作の反動でよく見えるといふ時期はそろそろ過ぎる頃だらうか。福原遥が本格的に出演する第4週は正念場かしらん(大袈裟?)。何にしても『舞いあがれ!』が佳い作品でありますやうに。
ところで、福原遥は左利きの筈だ。右利きの演技をするのだらうか。細かいことが気になる。大人になつた舞が左利きだつたら、それはそれで微笑ましいと僕は思ふ。駄目かしらん😁
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