明日の水泳大会 | ケンの投稿-Gravity SNS

ある高校に通う女の子は
小児麻痺が原因で足が悪かったが、
いじめっ子のひと声で水泳大会の選手に選ばれてしまった。
女の子は泣きながら母親に相談したが、
母親は来年は就職なのだから
「嫌なら自分の口で断りなさい」と諭し、
女の子は選手を務めることを決心した。

水泳大会当日
水中を歩く女の子を見て、
あちこちからその姿を揶揄する笑い声が聞こえてきた。
女の子がプールの途中まで進んだ時、
ある男性が背広を着たままプールに飛び込み、
女の子の横を一緒に歩き始めた。
その人はその高校の校長先生だった。
彼は「恥ずかしいことは何もない。
何分かかってもいい。
先生も一緒に歩くから自分の足でゴールまで歩きなさい」
と女の子を励ました。
すると笑い声は消え、皆が彼女を応援し始め、
そして彼女がゴールした時、
友達も先生もいじめっ子も皆泣いていた。
この日以降この高校でいじめはなくなった。